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キヤノン、小型プリンター「iNSPiC」にカメラ内蔵モデル
裏面シールのZinkペーパーを使用 スマホからの印刷も
2019年5月23日 13:12
キヤノンは、小型プリンター「iNSPiC」シリーズのカメラ内蔵モデル2機種を6月6日から順次発売する。
インクカートリッジなしでフルカラープリントが可能なZero Ink Printing技術を用いたプリンター。用紙サイズは5×7.6cm。印刷速度は約50秒/枚。カメラ非搭載の「iNSPiC PV-123」が2018年9月に発売済み。
今回の新製品は新たにカメラを搭載。シャッターボタンを押すと撮影され、直ちにプリントが開始される。1枚のプリント中も3枚までシャッターを切れるという。用紙が入っていないとシャッターは切れない。
本体から可能な操作は、直前にプリントした写真を再度プリントする「再プリント」と、用紙上に印刷される画像サイズを3:2と1:1で切り換える「アスペクト比変更」のみ。
キヤノンが販売するZinkペーパー(シール用紙)にはiNSPiC向けの調整データを含むスマートシートが同梱されており、事前に読み込ませることで最適化する。フル充電時のプリント可能枚数は約25枚。
2機種とも撮影感度はオートのみ(ISO 100〜1600)。ホワイトバランス、露出補正もオート任せになっている。フラッシュの照射範囲は0.5〜1m。
背面モニターを持たず、撮影はファインダーを覗いて行う。「印刷中」や「用紙切れ」といったステータスは本体のランプで確認可能。microSDカードを挿入すると撮影画像を保存できる。
ZV-123
自撮り用のフィルライトを備え、Bluetoothによるスマホ連携も可能な上位モデル。キヤノンオンラインショップ価格は税込2万1,880円。6月6日に発売する。本体カラーはパールホワイトとマットブラックを用意。
撮影画角は35mm判換算25.4mm相当。カメラ画素数は800万。フラッシュ光量は本体正面のスライドスイッチで調節可能。スマホアプリ「Canon Mini Print」でコラージュ印刷やタイル印刷といった特殊プリントが行えるほか、ZV-123のリモートレリーズや動作時の音声カスタマイズも可能。
外形寸法は121×80×22mm。撮影範囲は30cm〜∞(AF対応)。重量は188g(電池含む)。