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カールツァイス、大口径MF単焦点レンズ「Otus 1.4/100」

シリーズ第4弾は中望遠の100mm

EFマウント用(ZE)

コシナは5月17日、カールツァイスブランドの交換レンズ「Otus 1.4/100」を6月に発売すると発表した。キヤノンEFマウント用(ZE)とニコンFマウント用(ZF.2)をラインアップする。いずれも希望小売価格は税別63万円。

35mm判フルサイズのイメージサークルに対応した、焦点距離100mmの単焦点マニュアルフォーカスレンズ。これまでのOtusシリーズ同様“妥協のない性能”を示すアポクロマート設計となっており、非球面レンズおよび特殊ガラスを使用している。これらによりカラーフリンジや色にじみなど、考えうるほとんどすべての収差を抑制しているという。

レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む11群14枚。絞り値はF1.4〜F16。円筒形フードが付属する。

赤:特殊ガラス 青緑:非球面レンズ

なお、同じ中望遠レンズとしては85mmの「Otus 1.4/85」もあるが、目指している描写傾向はOtusシリーズで基本的に共通しており、必要とするワーキングディスタンスやボケ量の違いで焦点距離を選べるようにしているという。

ニコンFマウント用(ZF.2)
フードを取り付けた状態(ニコンFマウント用)

焦点距離

100mm

絞り値

F1.4〜F16

レンズ構成

11群14枚

最近説範囲

206×309mm

最大撮影倍率

1:8.6

フィルター径

86mm

質量

キヤノン用:1,350g
ニコン用:1,310g

外形寸法(最大径×全長)

キヤノン用:100.7×128.8mm
ニコン用:100.7×126.3mm

本誌:宮澤孝周