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第44回「木村伊兵衛写真賞」に岩根愛氏
2019年3月19日 10:24
第44回(2018年度)「木村伊兵衛写真賞」の受賞者が、岩根愛氏に決定した。主催の朝日新聞社、朝日新聞出版が3月19日に伝えた。
木村伊兵衛写真賞は、故・木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設。優れた作品を発表した新人写真家を受賞の対象としたもので、選考は複数の写真関係者へのアンケートから候補者を募り、選考委員会で決定した。選考委員は石内都氏、鈴木理策氏、ホンマタカシ氏、平野啓一郎氏。
第44回は6名のノミネート作家のうち、写真集「KIPUKA」、展示「FUKUSHIMA ONDO」の岩根愛さんが選ばれた。岩根氏を除く5名は、金川晋吾氏、川崎祐氏、露口啓二氏、富安隼久氏、ミヤギフトシ氏。
受賞者プロフィール
東京都生まれ。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、アシスタントを経て96年に独立。雑誌媒体、音楽関連等の仕事をしながら、世界の特殊なコミュニティーでの取材に取り組む。2006年以降、ハワイにおける日系文化に注視し、2013年から福島県三春町にも拠点を構え、移民を通じたハワイと福島の関連をテーマに制作を続ける。2018年、初の作品集「KIPUKA」(青幻舎)を上梓。
受賞作品展
ニコンプラザ新宿 THE GALLERY 1
4月23日〜5月2日
ニコンプラザ大阪 THE GALLERY
6月13日〜19日