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パナソニック、1型センサー+大口径16倍ズームの「FZ1000 II」

EVF内蔵の一眼レフ風スタイル ズームバック機能など新搭載

パナソニックは、レンズ一体型デジタルカメラ「LUMIX FZ1000 II」(DC-FZ1000M2)を3月23日に発売する。店頭予想価格は税別10万5,000円前後。

2014年7月に発売した「LUMIX DMC-FZ1000」の後継機。動画撮影とのハイブリッド用途で訴求する上位機「FZ2000」と比べて、FZ1000 IIは静止画重視のモデルに位置づけている。有効2,010万画素の1型センサーと、35mm判換算25-400mm相当F2.8-4.0の光学16倍ズームレンズを従来モデルから継承した。

望遠撮影時に被写体をとらえやすくする「ズームバック機能」を新たに搭載。レンズ鏡筒側面のボタンを押すと一時的にズームバックする。また、レンズの最小絞りをF8からF11に変更している。

感度はISO 125-12800(拡張で80-25600)。動画記録は最大3,840×2,160/30p・24pに対応(29分59秒まで)。4K PHOTO機能は、従来の4K連写に加えて「4Kプリ連写」、「フォーカスセレクト」、「軌跡合成」といった撮影モードを追加した。

また、モノクロの絵作りモードとして「L.モノクローム」、「L.モノクロームD」を追加。モノクロモードの詳細設定として「粒状」も調節できるようになった。

操作カスタマイズの面では、レンズ鏡筒側面に備わるFn1〜Fn3や、タッチパネル上のFn9〜Fn13など、合計13のFnボタンの用意した(従来は5個)。

EVFは236万ドットの有機ELを継承しつつ、倍率を0.7倍から0.74倍に高めた。アイポイントも17.5mmから20mmに延長。

背面モニターは124万ドットのタッチパネル式。従来は92万ドットのタッチ非対応だった。

撮影可能枚数は背面モニター時440枚、ファインダー時290枚(ファインダーECO時430枚)。従来の同360枚/300枚から増えている。microUSB端子からの充電にも対応する。

無線通信はWi-Fi/Bluetooth。スマートフォンとの連携が強化された。Bluetooth Low Energyにより低消費電力で常時接続が可能で、シャッターを切るとWi-Fiを起動して画像転送を行う。撮影画像へのジオタグ付与やリモート撮影にも対応。

外形寸法は約136.2×97.2×131.5mm。撮影時重量は810g。

本誌:鈴木誠