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パナソニック、4/3型センサー搭載のコンパクトカメラ「LUMIX LX100 II」
24-75mm相当F1.8-2.8レンズ 「L.モノクロームD」など追加
2018年8月23日 11:12
パナソニックは、コンパクトデジタルカメラ「LUMIX LX100 II」(DC-LX100M2)を10月18日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別11万5,000円前後。カラーはブラックのみ。
マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ「LUMIX GX7 Mark III」譲りだという4/3型センサーと、「LUMIX LX100」(2014年11月発売)から継承した35mm判換算24-75mm相当F1.8-2.8のレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。これまでのLXシリーズ同様、ダイヤルやリングの操作を楽しむ“アナログスタイル”の操作系を特徴としている。
マルチアスペクト対応で有効1,700万画素
総画素数2,177万の4/3型センサーを、アスペクト比を変えても画角が変わらない「マルチアスペクト」対応としてクロップ使用。感度はISO 200〜25600(拡張でISO 100も)。
最大記録画素数は4:3で1,700万、3:2で1,600万、16:9で1,500万となるが、いずれも広角端で24mm相当の広さをキープする(1:1は狭くなる)。LX100の有効画素数は4:3で1,280万だった。
レンズは35mm判換算24-75mm相当F1.7-2.8のLEICA DC VARIO-SUMMILUX。レンズ構成は8群11枚(非球面8面5枚を含む)。独自の調心技術による高画質もアピールしている。最短撮影距離(レンズ前)は通常時50cm、AFマクロ時などで広角側3cm、望遠側30cm。
連写速度はAFCで約5.5コマ/秒、AFSで約11コマ/秒。連続撮影可能枚数はRAW+JPEGで33コマ以上、JPEGで100コマ以上としている。
シャッター速度T(タイム)時の最長時間が、LX100の120秒から30分に拡大されている。
4K関連の各種機能
最大3,840×2,160/30pの4K動画記録(15分まで)に対応。それに関連する「4Kフォト」の各種機能も利用できる。前モデルLX100の登場時には800万画素・30コマ/秒の映像を切り出す機能がメインだったが、LX100 IIではシャッターボタン全押し前を記録する「4Kプリ連写」ほか、「フォーカスセレクト」「フォーカス合成」「軌跡合成」「オートマーキング」といった最新の4Kフォト機能もカバーしている。
外観・操作性の変更点
外観はアルマイトされたアルミ外装をLX100から継承しつつ、トップカバー部分のみ光沢のある塗装を施した。クラシックなカメライメージを呼び起こすための新要素だという。
グリップ部分はエラストマーからレザー張りに変更。ズームレバーの形状にも改良を施したという。
また、露出補正はダイヤル上の±3EVに加え、ファンクションボタンへの割り当てで±5EVまで操作可能とした。
機能割り当てが可能なFnボタンは3個から10個に拡大。うちFn6〜10はタッチパネル上に配置した電子的なもの。加えて、よく使うメニューを登録できるマイメニューを搭載している。
タッチパネルを新搭載
3型124万ドットの静電容量式タッチパネルモニターを搭載。LX100はタッチ操作に非対応だった。AFポイント指定、再生画像のピンチイン/アウト操作、撮影画面のタッチFnボタンなどを利用できる。
EVFは約276万ドット相当のフィールドシーケンシャル方式。倍率は0.7倍。表示切り替え用のアイセンサーを備える。