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パナソニック、4/3型センサーの高級コンパクト「LUMIX LX100」

大口径ズームレンズ、空間認識AF、4K動画など採用

 パナソニックは、4/3型センサーを搭載するレンズ一体型デジタルカメラ「LUMIX DMC-LX100」を11月13日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は10万3,000円前後の見込み。ブラックとシルバーを用意する。

 フォトキナ2014に合わせて9月15日に海外発表していた製品。日本での発売が正式に決まった。

 新たに、1,280万画素の4/3型(高感度MOS)センサーを採用した。4/3型のセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラは世界初としている。センサーサイズは従来機「LUMIX DMC-LX7」(1/1.7型、有効1,010万画素、2012年8月発売)から大幅に拡大した。RAW記録も可能。

 レンズは、35mm判換算の焦点距離24-75mm相当のDC VARIO-SUMMILUX。明るさはF1.7-2.8と比較的明るい。

 フラッグシップモデル「LUMIX DMC-GH4」で採用した独自の高速コントラストAF技術「空間認識AF」(DFD=Depth From Defocus)を搭載。AF時間は0.14秒としている。連写速度は最高11コマ/秒。最高シャッター速度は1/4,000秒で、最高1/16,000秒の電子シャッターも備える。

 約276万ドット相当のEVFも搭載する。液晶モニターは約92万ドットの3型(固定式)。

 レンズ鏡胴にはコントロールリングも備え、シャッター速度、露出補正などの機能を割り当てられる。また絞りリングとアスペクト比変更レバーもレンズ部に搭載している。

 Wi-FiおよびNFC機能も搭載した。ホットシューも備える。ストロボは非搭載。オプションとして、ガイドナンバー7の小型クリップオンストロボ「DMW-FL70」を新発売する。

 4K動画(3,840×2,160、30fps)の記録が可能。また4K動画から静止画を切り出す「4Kフォト」にも対応する。フルHDは60fpsで記録できる。

 バッテリーは「LUMIX DMC-GX7」などと同じ「DMW-BLG10」となっている。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。

 外形寸法は114.8×66.2×55mm、本体のみの重量は351g。

(本誌:武石修)