ニュース

国内ミラーレスカメラ販売台数、4年ぶりに増加

平均単価は約2割増し 交換レンズも増加に

GfKジャパンは2月14日、2017年の国内家電およびIT市場の販売動向を発表。デジタルカメラの金額規模は前年並みとなった。

発表されたのは、2017年における全国の有力家電・IT取扱店の販売実績データをもとにした結果。家電小売市場全体では、前年比1%の7兆700億円で推移している。分野別では、AV関連機器と大型生活家電が伸びた。

※以下、%表記は前年比

デジタルカメラ

デジタルカメラ全体の販売台数は13%減の330万台。そのうちレンズ交換式カメラは12%減の120万台と減少している。ただし、レンズ交換式カメラに含まれるミラーレスカメラは4年ぶりに増加(4%増)に転じた。

金額面では高価格帯製品の販売比率が増えている。一眼レフカメラで12%、ミラーレスカメラで19%、コンパクトカメラで12%の平均価格の上昇が見られる。台数の減少を金額でカバーした形となり、金額規模は前年並みで推移した。

交換レンズ

販売数は5%増の80万本。3年ぶりのプラス成長となった。Gfkジャパンでは「ハイエンドのレンズ交換式カメラの好調に伴い」としている。

プリンター・複合機

前年比6%減の490万台。リテール市場は同6%減の350万台だが、平均価格が7%上昇したことで、金額は前年比1%増となった。

ヘビーユーザー向けの大容量カートリッジ搭載モデルやインクタンク搭載モデルの販売が伸長した。

本誌:折本幸治