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シグマ、大口径超広角ズーム「14-24mm F2.8 | Art」を開発発表

35mmフルサイズ向け キヤノン機のレンズ光学補正に対応

SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art

株式会社シグマは2月9日、「SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art」を開発発表した。発売日や価格は未定。キヤノン用、シグマ用、ニコン用を予定している。

35mmフルサイズ対応を意味する「DG」を冠した広角ズームレンズ。ズームレンズとしての究極の超広角レンズを目指した製品だといい、ズーム全域で開放F2.8の達成、最小限に抑えた歪曲収差など、全焦点域・撮影距離で高画質を達成した"大口径超広角ズームレンズの決定版"としている。

シグマ会津工場の加工技術向上による、80mm径クラスの大口径グラスモールド非球面レンズを使用。超広角レンズの新たな基準として、単焦点の「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art」と同時に開発を始めていたという。

キヤノン用では、対応機種こそ限られるもののキヤノン製カメラの「レンズ光学補正」に対応する点が珍しい。レンズの光学特性に合わせた周辺光量補正、色収差補正、歪曲収差補正(補正項目は機種により異なる)を利用できるとしている。

レンズ構成は11群17枚。絞りは9枚羽根の円形絞り。最小絞りはF22。最短撮影距離は26〜28cm。シーリングによる防塵防滴構造、レンズ最前面の撥水防汚コーティングも施した。

最大径×全長は96.4×135.1mm、重量は1,150g(数値はシグマ用)。

参考までに、既存モデル「12-24mm F4 DG HSM | Art」は最大径×全長は102×131.5mm、重量は1,150g。

なおシグマでは、マルチカメラ撮影の用途に向けた「フロント交換サービス」を同レンズに提供予定。別記事で詳しくお伝えする。

付属のレンズキャップ

本誌:鈴木誠