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パナソニック、日本人初「南極点無補給単独徒歩到達」の北極冒険家・荻田泰永氏をサポート

LUMIX GH5、DG 12-60mm F2.8-4.0など

パナソニック株式会社は、日本人で初めて「南極点無補給単独徒歩到達」に成功した北極冒険家・荻田泰永氏が、その到達過程を記録・撮影(静止画・動画)するための機材として使用したミラーレスカメラ「LUMIX GH5」他をサポートしたと発表した。

荻田氏は、LUMIXのアンバサダーとして参画している。

荻田氏は、現地時間2017年11月17日に冒険を開始。50日目となる2018年1月5日に、1,126kmの徒歩行を経て無事南極点へ到達したという。これまで南極点へ無補給単独徒歩で到達した日本人はひとりもおらず、荻田氏が初の快挙となる。

同社によると、冒険の記録や南極の環境や生息する生きものの生態を記録するためには、高画質な静止画を撮影する機器(一眼レフカメラ)と、高画質な動画撮影を行うムービーカメラが不可欠であり、荻田氏のこれまでの北極冒険では、カメラとムービー、さらにはそれぞれのバッテリーなどの周辺機器の全てをソリに搭載する必要があったという。

しかし、今回の無補給単独徒歩で約100kgのソリを引いて進む荻田氏にとって、その軽量化は課題であり、その撮影機材として、高画質な記録撮影(静止画・動画)と装備の軽量化を両立するミラーレスカメラ「LUMIX GH5」が選定された。

なお、「LUMIX GH5」はフィールド撮影環境でも-10℃まで耐えうる、防塵・防滴・耐低温設計の寒冷地対応(同社製の防塵防滴対応レンズ装着時、-10度耐低温設計のレンズであるLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.、LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.、LUMIX G X VARIO 35-100mm / F2.8 II / POWER O.I.S.装着時)であることも大きな選定理由となっているという。

同社では、今回の南極冒険と荻田氏のこれまでの北極冒険を収録した静止画や動画をLUMIX WEBサイトにて公開している。

同社が「南極点無補給単独徒歩到達」でサポートした機器は以下の通り。
・LUMIX GH5(DC-GH5)×2台
・バッテリーグリップ(DMW-BGGH5)×1個
・バッテリー×5個
・バッテリーチャージャー×1個
・レンズ LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
・レンズ LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
・LPL58フィルター

LUMIX GH5は、最高4K/60pの動画記録および、4Kフォト機能における800万画素・最高約60コマ/秒の静止画記録にも対応するミラーレスカメラ。撮像素子は有効2,030万画素。感度はISO200~25600(拡張でISO100)。光学ローパスフィルターレス構造としている。ボディ内の5軸手ブレ補正と、対応レンズと協調する手ブレ補正機構「Dual I.S.2」にも対応する。ボディの実勢価格は税込24万8,000円前後。

LUMIX GH5

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。