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NASA、ニコンD5を積載した補給船を打ち上げ

国際宇宙ステーションで活用

ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D5」が11月12日、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船に積載され、打ち上げられた。同社の公式Twitter(@NikonUSA)などが明らかにした。

ISSへの補給を行うOA-8ミッションで、10台のD5が宇宙に向かった。軌道上での撮影などに使用されるという。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のWebサイトによると、OA-8(シグナス補給船運用8号機)ミッションは、日本時間の12日21時19分にNASAワロップス飛行施設で打ち上げが行われた。その後、同11月14日21時15分にISSにドッキングした。

ニコンは8月25日に、米航空宇宙局(NASA)に53台のD5を納入したと発表していた。

なお、11月19日に広島、11月23日に仙台で開催されるイベント「ファンミーティング キャラバン」では、ニコンの後藤哲朗氏によるステージで同社の宇宙開発への取り組みについて話す。

D5は、同社のプロ向けデジタル一眼レフカメラ。35mmフルサイズの有効2,082万画素CMOSセンサーを搭載し、AF追従で最高12コマ/秒の連写が可能。NASAへは無改造の市販品を納入している。発売は2016年3月。実勢価格は税込65万円前後。

本誌:武石修