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ソニーα7 IIとα7S IIが無線式ライティングシステムに対応

9月24日発売のコマンダー&レシーバーが使用可能に

α7 II

ソニーは9月23日、ミラーレスカメラ「α7 II」および「α7S II」の新ファームウェアを公開した。バージョン番号は、α7 IIが3.20、α7S IIが2.20。

更新内容は共通で、電波式ライティングシステムへの対応。

電波式ライティングシステムは、ソニーが9月16日に発表したクリップオンストロボ用ワイヤレスシステムのこと。コマンダーの「FA-WRC1M」とレシーバーの「FA-WRR1」からなり、ソニー製クリップオンストロボの現行モデル「HVL-F60M」、「HVL-F43M」、「HVL-F32M」などに対応する。

赤外線式と比べた際の優位点としては、コマンダーとレシーバーの間に障害物があっても通信ができるため機材配置の自由度が高い点と、撮影可能エリアが広く取れる点が挙げられる。

ハイスピードシンクロ撮影に対応するほか、コマンダー1台で最大5グループ、15台のフラッシュをコントロール可能。最大15台までのカメラのリモートレリーズにも対応することで、1度のレリーズで同一の被写体を複数の視点から撮影するといった使い方も可能になった。

通信距離は最大約30m。フラッシュ同調速度は1/250秒、光量調節範囲は1/1~1/256(1/3段刻み)。

希望小売価格(税別)は、FA-WRC1Mが3万8,000円、FA-WRR1が2万3,000円。

FA-WRC1M(左)とFA-WRR1(右)