岡嶋和幸の「あとで買う」

1,498点目:初の純国産熊撃退スプレーが登場!

バイオ科学「熊一目散」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

バイオ科学「熊一目散」

本日は熊撃退スプレーです。1,199点目では「UDAP」というブランドの製品を紹介しましたが、今やアウトドア撮影での必需品と言えるでしょう。

現在国内で販売されている熊撃退スプレーの多くは海外ブランドの輸入品ですが、こちらは日本初の純国産です。動物医薬品メーカーのバイオ科学が、野生動物の生態を研究されている酪農学園大学の佐藤喜和教授と共同で研究開発を行い生まれた製品。成分、噴射距離(約10m)、噴射時間(約10秒)、使用期限(製造から5年)など海外製品と同等以上の性能とのこと。国内外の各種安全基準をきちんと満たしているそうです。

対象動物はヒグマ、ツキノワグマ、イノシシ、サルなど。ノズルは海外製品とは異なり、日本人が使い慣れている一般的なスプレーノズルの構造を採用しているので、感覚的に使用できます。足がすくむ不測の事態にもしっかり対処できるでしょう。

携帯時の安全性と、クイックアクションでの本体取り出しを両立させた専用ホルダーも用意されています。販売価格は9,900円前後で、ホルダーセットは1万4,070円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。