岡嶋和幸の「あとで買う」

1,199点目:熊よけスプレーはどれを選べばよい?

UDAP「熊撃退スプレー」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

UDAP「熊撃退スプレー」

私が住んでいる千葉の房総半島ではキョン、シカ、サルなどが増えていて困っていますが、これまで出合って1番怖かったのはイノシシです。

苦手なのはヤマビルですが、普段持ち歩いているアルコールの除菌スプレーや除菌シートなどで簡単に対処できるということを知り少し気が楽になりました。今のところ熊はいないようですが、ほかの地域へ撮影に出かけるときは心配です。

熊にはまだ1度も出合ったことはありませんが、日本各地での被害をニュースなどで知るたびに、万が一に備えておかなければと思っています。現状で対策といえるのは熊よけ鈴くらいで、心配なときは大声で歌を歌ったりします。熊よけホーンやホイッスルなども売られています。でもいざというときに熊から命を守るために何が有効なのでしょうか。

ずっと気になっているのが熊よけスプレーです。超強力な催涙スプレーであるため取り扱いなど注意が必要で、使用期限もあります。購入や所持は特に禁止されていないようで、Amazonで検索するとたくさんの製品が表示されます。本当に必要なものなのかどうか、いつも悩んで購入を躊躇しているのですが、備えあれば憂いなし。噴射距離4.5m、噴射時間7秒でヒグマにも効果があるこの製品は身を守る最終手段として購入しても良さそう。

販売価格は9,700円前後です。ほかの製品は1万円以上するものばかりなので少し心配なのですが、風の影響を受けにくいなどの評価もあるようなので、この1本に賭けてみようと思います。でもできれば使いたくないですね。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。