岡嶋和幸の「あとで買う」
1,473点目:新たなコンセプトでリニューアルした最新号
ふげん社『写真』第7号
2025年5月12日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
ふげん社『写真』第7号
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年2回のペースで刊行されている雑誌『写真』ですが、1,193点目で第6号を紹介してから間が空いてしまいました。待望の第7号が、新たなコンセプトでリニューアル発売されました。
「写真を単なる情報イメージとして消費するのではなく、その背後にある物語や文脈を掘り下げていきます。また毎号のテーマをなくして、よりビジュアル中心で親しみやすい誌面へとアップデートし、写真は写真として、読み物は読み物として楽しんでいただけるよう改善を重ねました」と村上仁一編集長(巻頭言から引用)。
これまでは表紙に「写真。」の文字が大きくレイアウトされていましたが、すっきりシンプルなデザインになり、そのぶん写真の絵柄が印象的に目に留まりやすくなっています。
肝心の中身はというと、デジカメ Watchの読者には「CAMERA REVIEW」が1番刺さるのではないでしょうか。個人的には飯沢耕太郎さんのエッセイ「スナップショットという磁場—大辻清司と小島一郎」が気になります。販売価格は3,300円です。