岡嶋和幸の「あとで買う」

1,096点目:吸盤のような形状の一脚用大型石突

レオフォト「SC-70」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

レオフォト「SC-70」

レオフォトから新しく登場した一脚用の大型石突です。一脚に標準装備のものより設置面積が大幅に広く、より安定した使用感が得られます。360°回転し、全方向に45°まで傾けることができるので、流し撮りなどにも柔軟に対応できます。

過去に「モノスタット」というメーカーの一脚があり、吸盤のような大型の石突が特徴でした。カメラ雑誌『CAPA』の表紙撮影などでお馴染み、写真家の土屋勝義さんがモノスタットの一脚の愛用者で、杖代わりにいつも持ち歩いていました。最近はレオフォトの一脚を愛用しているようなので、もしかしたら土屋さんからのリクエストがあったのかもしれません。

モノスタットの一脚は凍結した路面や芝生などいろいろな場所での安定性が魅力でしたが、同様の使用感が得られそうです。望遠や超望遠レンズと一脚の組み合わせで撮影することが多いスポーツシーンなどで威力を発揮するでしょう。販売価格は3,900円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。