岡嶋和幸の「あとで買う」

1,095点目:激辛レビュアー・トヨタさんのエッセイ本

豊田慶記『カメラマン リターンズ トヨ魂 B面』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

豊田慶記『カメラマン リターンズ トヨ魂 B面』

モーターマガジン社の『カメラマン リターンズ』を発売のたびに紹介しているのは、私も座談会に参加させていただいているからなのですが、発言が大人しいので次回はお声がかからないかもしれません。いつもゴニョゴニョと何か言っている感じで、豊田慶記さんのような歯切れの良い製品評価はなかなかできません。

そんな豊田さんが配信サイト「note」で綴った人気記事をまとめた本が発売になりました。販売価格は税込1,540円です。カメラやレンズのこと、製品レビューについてなど、デジカメ Watchの読者のみなさんの大好物がてんこ盛りです。個人的には「写真よもやま」の章が気になります。

帯と解説には、豊田さんも会員である日本作例写真家協会の赤城耕一会長が登場するなど後方支援体制もバッチリ。『アカギカメラ』と同日発売にしたかったそうなのですが、5月開催の日本作例写真家協会写真展『JSPA2024』の会場でどちらも販売する予定なので、ぜひサイン入りをゲットしてください。

ついでに私の本もよろしくお願いします。今回の写真展は図録を制作したのですが、残念ながらギャラリーとトークショー会場のみの販売となります。数量限定ですので、お早めのご来場をお待ちしております。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。