岡嶋和幸の「あとで買う」

1,081点目:人気クリエイティブ・ディレクターの交友録

箭内道彦『雲と虹 僕が出会った人と言葉』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

スケッチャーズ「ハンズフリースリップインズ ガルザ・ガービン」

本日は月刊誌『コマーシャル・フォト』の人気連載『雲と虹 僕が出会った人と言葉』を1冊にまとめた本の紹介です。

筆者は数々の広告を制作してきたクリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さんです。東京藝術大学美術学部デザイン科の教授であり、雑誌を作ったり、ロックバンドのギタリストとしてNHK紅白歌合戦に出場するなどマルチに活躍されています。

そんな箭内さんが仕事で出会った55人との交流を、写真と言葉で綴られています。撮影時のエピソードなどを加えて書籍化されているので、連載時よりも楽しく読むことができそうです。

登場するのは俳優、ミュージシャン、クリエイター、アーティストなど多方面にわたります。操上和美さん、篠山紀信さん、瀧本幹也さんといった写真家との交流もあります。販売価格は2,420円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。