岡嶋和幸の「あとで買う」

1,025点目:自分が知らない撮影や表現について知る

ミツバチワークス『GENIC|【完全保存版】知ることは次の扉を開くこと ~撮影と表現のQ&A~ vol.67』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ミツバチワークス『GENIC|【完全保存版】知ることは次の扉を開くこと ~撮影と表現のQ&A~ vol.67』

写真雑誌『GENIC』は885点目でvol.68を紹介していますが、その1つ前のvol.67を読むのを忘れていました。昨年で一番忙しかった時期の発売だったからなのですが、「完全保存版」ということなので年月が経過しても内容が色褪せることはないでしょう。

GENIC初のQ&A特集とのことで、写真家や表現者が答える81問が掲載されています。個人的に興味がある質問は「写真で賞を取ることの本質は何ですか?」「展示がもたらすものは何ですか?」「活躍の場を広げるためにどんな勉強をしている?」あたりでしょうか。また、私の修業時代は当たり前だった「弟子入りするとはどういうこと?」「カメラマンの師弟関係とは?」の最近の考え方についても知りたいです。ほかにもいろいろ興味深いQ&Aがたくさん掲載されています。販売価格は1,870円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。