岡嶋和幸の「あとで買う」

885点目:旅する写真家たちの想いに触れられる1冊

ミツバチワークス「GENIC|旅と写真と vol.68」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ミツバチワークス「GENIC|旅と写真と vol.68」

コロナ渦を経て、私の周りの人たちは国内外の旅を再開しています。私はまだ国内のみですが、この本が新たな旅に出るきっかけになるのではないかと期待しています。欧米は物価や治安などがちょっと心配で、円安の影響も少なからずありそう。なので、まずはアジアからと考えています。久しぶりに台湾やベトナムを旅してみたいです。食を楽しみながら、ついでに写真もといったゆるい感じになるでしょう。

本連載で過去にも紹介したことがある写真雑誌「GENIC」の最新号。約2年ぶりの旅写真特集なのだそうです。「写真家が旅する理由」「旅のMyルール」など、旅するフォトグラファーのさまざまなエピソードが綴られています。俳優やアスリートたちの「旅のフレーム」というページも興味深いです。魅力的な旅写真がたくさん掲載されているなど、刺激がたくさん詰まった1冊といえるでしょう。販売価格は1,870円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。