岡嶋和幸の「あとで買う」

1,024点目:フィルムを10シート重ねて連続スキャン

Pacific Image Electronics「PowerFilm Plus」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Pacific Image Electronics「PowerFilm Plus」

台湾のPacific Image Electronics社のフィルムスキャナーです。コロナ渦から始めたネガフィルムの整理がなかなか終わらず困っているのですが、この製品の「最大60コマ連続スキャン」が大きな助けになるかもしれません。

コピー機のようにフィルムを10シートまで重ねてセットでき、連続して読み込むオートフィード機能が搭載されています。6コマ×10シート=60コマというわけです。しかもバッチスキャンが可能と、クオリティはさておき、大量のフィルムを効率良くデジタル化したい人に最適です。

とはいえ私の場合、手元にあるネガフィルムのデジタル化が終われば出番がなくなるので、販売価格が9万5,000円前後というがネックになります。これまで通り1コマずつ地道にデジタイズしましょうか。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。