岡嶋和幸の「あとで買う」

856点目:レイアウトに応じて自由に移動できるテレビ

パナソニック「レイアウトフリーテレビ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

パナソニック「レイアウトフリーテレビ」

写真のワークショップでは、液晶プロジェクターを使ってパソコン画面などを投影します。液晶プロジェクターやスクリーンが常設されていない施設では、ワークショップの内容など必要に応じて設置します。白い壁面をスクリーン代わりに利用することもありますが、あまり広くないスペースではプロジェクタースクリーンを設置すると狭く窮屈になることも。その場合は液晶テレビを使うこともありますが、大画面のものは移動が大変であるなど準備が面倒です。

今回の製品は、自宅の液晶テレビを買い替える際の有力候補なのですが、真っ白なスタイリッシュなデザインが良いです。モニターとチューナーが分離していて、映像は無線で伝送します。電源のためのコンセントは必要ですが、モニターのスタンドはキャスター付きなので、好きな場所に簡単に動かせます。レイアウトに応じて自由に配置を変えられるなど、狭いスペースで少人数でのワークショップを行うときにも便利に使えそうです。

パネルサイズは43V型のみで、販売価格は2TBハードディスク内蔵の「TH-43LF1」は20万円前後、USBハードディスク録画対応の「TH-43LF1L」は15万円前後です。

Amazonで購入

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。