岡嶋和幸の「あとで買う」

800点目:北欧風の仕上がりが楽しめるカラーネガフィルム

Escura「ノルディックカラーフィルム」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Escura「ノルディックカラーフィルム」

767点目で紹介した「昭和カメラフィルム」と同じ「Escura」(エスキュラ)の製品です。同じく35mm判で30枚撮り、ISO 400のカラーネガフィルムです。パッケージの雰囲気もよく似ています。昭和カメラフィルムのほうが好みのデザインですが、こちらは「期間限定」の文字が気になります。販売価格は3,630円前後です。フィルム1本3,000円超と聞いても、もう驚かなくなりました。

明るく自然な色で、北欧風の爽やかな印象の写真に仕上がるそうです。人物撮影にも最適で、特にアーストーンを背景にすると良いとのこと。作例写真を見た感じでは、コントラストはしっかり再現され、彩度は控えめで落ち着いた緑が好印象です。昭和カメラフィルムとは違った雰囲気の表現が楽しめそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。