岡嶋和幸の「あとで買う」

801点目:ベトナム・ハノイへの撮影旅行に役立てたい本

竹森美佳『食と雑貨をめぐる旅 悠久の都ハノイへ 最新版』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

竹森美佳『食と雑貨をめぐる旅 悠久の都ハノイへ 最新版』

2019年4月のベトナム・ハノイへの撮影旅行を最後に海外へは行っていません。食べたり飲んだりとても楽しい滞在だったので、コロナ明けの最初の旅行はベトナムと決めています。まだ実現していませんが、いろいろ落ち着いてきたのでそろそろ計画を立てたいと思います。

私の場合、撮影旅行には2パターンあります。1つはテーマやコンセプトに沿って自分の表現を追求するパターン。滞在中はストイックに作品制作に没頭します。観光などは一切行わず、食事もスーパーへ買い出しに行ってホテルの部屋や車の中でいただく感じです。もう1つは観光や食事などを楽しみながら、特にテーマなどを設定せず自由気ままに撮影するパターン。前回のハノイもそのような感じであちこち歩き回りました。

次回はもう少し下調べをして街歩きを充実させたいと考えていたところ、トラベル Watchで紹介されていた本書がタイミングよく目に飛び込んできました。筆者はハノイ在住の方で、少数民族の布を取り入れた洋服や、手仕事を生かしたアクセサリーなどの雑貨ブランドを主宰されています。ハノイで訪れてほしい見どころ、飲食店、ショップ、ホテルなどがピックアップされていて、旅のイメージが大きく膨らみます。販売価格は1,870円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。