岡嶋和幸の「あとで買う」

781点目:写真額を壁掛けするときに役立つセンサー

Franklin Sensors「ProSensor 710+」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Franklin Sensors「ProSensor 710+」

写真展の設営で役立つレーザー墨出し器を6点目で紹介しましたが、今回は壁掛けのために金具を取り付けるときにあると便利なアイテムです。「全米が認めた壁裏センサー」とのことですが、石膏ボードの壁に額装した作品を飾るとき、下地となる柱があるほうがフック、ネジ、クギなどの金具をしっかり固定できます。ギャラリーでの展示では、逆に柱を避けて金具を取り付けたいときもあります。いずれの場合もこの壁裏センサーは役に立ちます。

この製品は13箇所をスキャンするセンサーで壁裏の柱の位置や幅を探知し、ボタンを押すだけでLEDが点灯して教えてくれます。壁裏センサーはほかにもいろいろありますが、この製品は13個のLEDで分かりやすいのが魅力です。棚を作ったり、家具の転倒防止の金具を取り付けたいときなど、写真の展示以外の用途でも幅広く活用できます。販売価格は7,500円前後です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。