岡嶋和幸の「あとで買う」

770点目:ツールボックスが一体化したデスクライト

バルミューダ「BALMUDA The Light」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

バルミューダ「BALMUDA The Light」

フォトスクールの生徒さんにカラーマネジメント環境について相談を受けることがあります。液晶モニターのキャリブレーションのためのツールが必要になるほか、室内照明もポイントになります。高演色のデスクライトをお勧めすることもあり、本連載でも複数の製品をすでに紹介しています。

今回はバルミューダのLEDデスクライトです。医療用の手術灯をヒントに開発した独自の光拡散技術「フォワードビームテクノロジー」により、離れた場所から手元を照らし、目線の先に影を作らない光を実現しているのが特徴です。平均演色評価数はRa97と高演色で、色の正確さが求められるカラーマネジメント環境にもぴったりです。

ブルーライトのピーク波長を一般的な白色LEDライトの約半分に抑えているほか、ちらつきのない光で目への負担を軽減するなど、まさに至れり尽くせりといった感じです。台座の部分がペンやハサミなどを立てられるツールボックスになっている点もユニークです。販売価格は4万3,000円前後です。色はホワイト、ブラック、ベージュが選べます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。