岡嶋和幸の「あとで買う」

581点目:スマホの中の画像をポラロイド写真にして残す

ポラロイド「POLAROID LAB」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、フォトライフに関連するアイテムを中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ポラロイド「POLAROID LAB」

566点目でチェキプリンターを紹介しましたが、今回はポラロイドの製品です。3年前に発売されたものなのですが、スマートフォンとBluetooth接続などしてプリントするのではなく、液晶画面の光を三層のレンズを通してフィルムに焼き付けるというアナログな仕組みになっています。小さな暗室といった感じで、スマホプリンターでもスキャナーでもない位置付けのようです。販売価格は2万1,700円前後です。

レンズやファインダー、フラッシュのないポラロイドカメラのような好みのデザインで、デスクの片隅に置いておきたい感じです。持ち歩いて外出先で気軽にプリントできるチェキプリンターとは違い、自宅でのんびりスマホ画像を見返していて、目に留まるものがあればポラロイド写真にして誰かにプレゼントしたり、部屋に飾るといった楽しみ方ができそうです。専用アプリのコラージュ機能では、1枚の画像を複数のポラロイド写真に焼き付けることができます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。