岡嶋和幸の「あとで買う」

492点目:プリント作品にオリジナルのエンボスを入れる

ディアカーズのエンボッサー

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ディアカーズのエンボッサー

エンボッサーとは型押しスタンプのこと。オリジナルプリントの他、写真展会場で販売する写真集にサインと一緒に入れています。初めて作ったのは15年くらい前で、今回と同じ「ディアカーズ」というブランドで購入。エンボスのデザインはそのころより増えていて、現在は7種類から選べます。どのデザインにするか決め、名前やイニシャルなど入れる文字を指定し注文します。販売価格は1万6,500円前後です。

手動でエンボス加工するため、厚手の用紙はけっこう力を入れる必要がありますが、文字などが立体的に浮かび上がって格好良いです。オリジナルプリントの場合、作品のグレードが上がったような雰囲気になります。他にも名刺やカードに入れるなどさまざまな用途で活用できます。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。