岡嶋和幸の「あとで買う」
432点目:無光沢で落ち着いた風合いのバライタ紙
キャンソン・インフィニティ「バライタ・フォトグラフィックII マット」
2022年7月6日 12:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
キャンソン・インフィニティ「バライタ・フォトグラフィックII マット」
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好きなインクジェット用紙の1つにキャンソン・インフィニティの「バライタ・フォトグラフィック」があります。2019年にソニーイメージングギャラリーで開催した写真展「風と土」でも使用した用紙なのですが、現在は改良版の「バライタ・フォトグラフィックII」が販売されています。さらにそのマット版として登場したのがこの用紙です。
フィルム写真のバライタ印画紙には無光沢がありますが、インクジェットプリンター用のバライタ紙は半光沢がほとんどです。アルファセルロース繊維のベースに硫酸バリウム層(バライタ)が施されていて、マット系のファインアート紙に似た仕上がりですが手触りなど少し違った風合いです。
販売価格はA4サイズ、25枚入りで1万500円前後です。この他にも水彩紙や版画用紙がベースの新製品が加わり、ラインアップがさらに充実しています。それらはデジタルカメラマガジンの2022年4月号のプリント連載で取り上げているので、興味のある人はぜひご覧になってください。