岡嶋和幸の「あとで買う」

200点目:冬の暗室作業で恒温器として役立つアイテム

アイリスオーヤマ「木目調ホットカーペット」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

アイリスオーヤマ「木目調ホットカーペット」

暗室用品は以前のように新しく揃えるのが難しくなっていて、続けるためにはいろいろな工夫が必要です。冬になると液温が下がりやすいので、バット(薬液を入れる四角い容器)を恒温器(サーモヒーター)に乗せて温めていました。でも現在は入手困難で、ヤフオクやメルカリなどで中古品を探すことになります。

そのためお湯を入れたペットボトルで液温調節する人もいるようです。私も夏は保冷剤をバットに入れて液温の上昇を抑えたりしていますが、冬はキッチンなどで足もとを温めるホットカーペットを利用しています。その多くが横長の形状で、現像、停止、定着の3つのバットを並べるのにちょうど良い感じです。

今度買い替えを検討しているこの製品の販売価格は6,000円前後です。表面はポリ塩化ビニルで防水撥水加工が施されているので、薬液が垂れてもシミにならずにキレイに拭き取れるなどお手入れも簡単です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。