岡嶋和幸の「あとで買う」
199点目:ユージンとアイリーンのことをもっと知りたい
石井妙子「魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣」
2021年11月15日 12:00
この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。
石井妙子「魂を撮ろう ユージン・スミスとアイリーンの水俣」
映画「MINAMATA―ミナマタ―」は公開後すぐに鑑賞しました。そしてユージン・スミスのことをもっと知りたいと思いました。映画は良かったのですが、個人的にもの足りなく感じる部分もあったからでしょう。本連載では129点目と147点目で写真集を取り上げましたが、今はどちらかといえば言語化された情報を欲している感じです。
ユージン・スミスについて書かれているサイトをいろいろ巡りましたが、その過程で見つけたのがこの本です。販売価格は2,090円で、Kindle版は1,900円です。著者の石井妙子さんは今年、『女帝 小池百合子』で第52回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞されているので読み応えがあるに違いありません。受賞後の第1作目ということで期待十分です。