岡嶋和幸の「あとで買う」

25点目:長期保存に適した箱に入れて大切なプリントを守る

PGI「ストレッジボックス」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

PGI「ストレッジボックス」

撮影した大切な画像データは、消えたり破損したりしないようしっかりバックアップを行っています。プリントも同様に退色や変色、傷んだりしたりしないよう保管する際は注意が必要です。額装したり、ブックマットに装着した状態のものもありますが、プリントのみの場合は作品整理保存箱「ストレッジボックス」に重ねて入れています。販売価格は10×12インチ(四切)のもので1,650円前後です。

写真専門のコマーシャルギャラリーであるPGIと特種紙商事(現:TTトレーディング)の共同企画品で、道具や接着剤を使わずに簡単に組み立てることができます。一般的な茶色のダンボールは酸性度が高いためプリントが劣化しやすくなりますが、この製品の材質は無酸性ダンボールなので安心です。いろいろな大きさのものがラインアップされていますが、8×10インチ(六切)や11×14インチ(大四切)といった印画紙サイズのみとなります。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。