3月号【如月くるみ + オリンパスE-5】1週目
~窓際の攻防!?


 3月号は、オリンパスE-5と如月くるみちゃんの登場だ。相変わらず撮影日に雨が降らない記録は更新中であるが、この日は久々に暗い曇天で気温もかなり低かった。室内は窓際でもない限り、ISO400すら危うい状態だ。とはいえ、全編ストロボでは面白くないので、できるだけ自然光を使用した。

 E-5の主な仕様は、有効画素数約1,230万画素、4/3型ハイスピードLiveMOSセンサー(17.3mm×13.0mm)を搭載、感度はISO100~6400、記録メディアはSDメモリーカードとCFのデュアル、3型約92万ドットの2軸可動式ハイパークリスタル液晶モニターなどを備える、同社のフォーサーズ機としては約3年ぶりに登場したハイエンドモデルとなる。

 今回使用したレンズは、「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD」1本。35mmカメラ換算だと焦点距離が2倍になり28-70mm相当。ズーム全域でF2と明るく、この手の撮影にはピッタリのレンズだ。

 写真はすべてRAW+JPEGで撮影し、「OLYMPUS Viewer 2」で現像、掲載レイアウトに合わせて3:2にトリミングしつつJPEGへ変換している。カメラの設定は標準だが、現像ソフトの仕上がりはすべて「PORTRAIT」へ変更した。十分光量のある写真の場合はわからないが、今回のように、もともとあまり明るくない状況で撮った写真は、標準の「NATURAL」で現像するより雰囲気が良かったからだ。そのほかは、露出補正、ホワイトバランスと通常通り。加えてガンマを+0.1として少し明るくし、その分若干浮いたシャドーをトーンカーブで気持ち締めている。

 以前このコーナーでE-3を触ったのが2007年11月なので、その時の感触などは忘れてしまっているが、久々にフォーサーズのハイエンド機を触ったところ、結構しっかり作られている感じで第一印象は良く、スタッフにも受けは良かった。今回使ったズームレンズはそれなりに大きく重いのだが、ボディに装着し持った時のバランスもいい感じだ。

 1週目、上ブロックは右下のみISO320、絞りはF2.8、シャッタースピードは1/160秒。ほかはISO400、絞りF3.2、シャッタースピード1/160秒。焦点距離は16mm、31mm、21mm、35mm、24mmとなっている。下ブロックはすべてISO200。絞りはF3.2、シャッタースピード1 /250~1/320秒。画角は上3枚が35mm、31mm、33mmと結構望遠端側だ。

 くるみちゃんは、今回がグラビア初撮影。撮影前日のブログを見るとかなりドキドキだった様だが、いざはじまるとご覧の通り。気温5度程度しかない外気直撃の窓際でも、寒がる様子もなく元気いっぱいだった。(続く)

actress如月くるみ@ラブリリーブレス
photographer西川和久
E-5
ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2 SWD

【2011年3月4日】記事初出時、タイトル表示が「2月号」となっていた点を「3月号」に修正しました。
【2011年3月7日】「画角」と「焦点距離」に関する記述を改めました。



西川和久
(にしかわ かずひさ) 1962年11月生まれ。もともとPC系のライター&プログラマーであったが、周辺機器としてデジカメを使い出してから8年。気が付くとグラビアカメラマンになっていたと言う特殊な経歴の持ち主。初めて使った一眼レフはCanon EOS DCS 1c。現在、dwango.jp(待受)のグラビアマガジン、着エロ系DVDのジャケ写などで活躍中!http://www.iwh12.jp/blog/

2011/3/4/ 00:00