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【記録メディア転送速度テスト】サンディスク「Extreme Pro 32GB」

Reported by 本誌:関根慎一

  • 記録メディアの転送速度を編集部で簡易に計測して掲載するコーナーです。
  • 掲載した結果はテストした個体によるもので、市場におけるすべての製品の性能を保証するものではありません。
  • 記事中の価格や仕様は執筆時のものです。価格は市況により変動する可能性があります。
Extreme Pro

 サンディスクが9月に発売したCF「Extreme Pro」は、90MB/秒の転送速度を謳う高速モデル。サンディスクの記録メディアとして初めてUDMA mode6に対応したのも大きなトピックとなっており、従来製品と比べて、実測でどの程度の差が出るかが注目点となる。

 ラインナップ上、従来モデル「ExtremeIV」に置き換わる製品であり、転送速度はExtremeIVの45MB/秒に対して2倍を謳っている。9月の製品発表会では、UDMA mode6に対応するデジタル一眼レフカメラということで、当時発売前だったキヤノンEOS 7Dを使用した連写デモを行なっていた。90MB秒の速度を引き出すという「エクストリーム・エクスプレスカード・アダプター」も2010年春に発売予定だ。

 容量は64GB、32GB、16GBをラインナップ。実勢価格は、64GBが9万9,800円前後、32Gbが5万9,800円前後、16GBが3万4,800円前後。

【2009年11月20日】EOS 7Dでの書き込みテストに、条件を改めて計測した結果を追記しました。

ニコン「D700」による書き込みテスト

  • カメラ内のバッファをすべて開放した状態で、RAWデータ(ファイルサイズ約8MB)とJPEGデータ(ファイルサイズ約300KB)の同時記録で連写し、レリーズ回数を調べた。途中でバッファがフルになってもシャッターボタンを押し続けている。また、パワーバッテリーグリップなどのオプションは使用していない。
  • Exifに記録された撮影時間をもとに、撮影開始から30秒間のレリーズ回数をチェックしている。
  • Exifには0秒以下の記録がないため、1秒間の誤差を考えて5回計測し、その平均枚数を小数点第1位まで掲載している。
  • フォーカスはマニュアル。レンズは装着せず、ボディキャップを装着した。
  • 露出はマニュアルモードで、シャッタースピードは1/2,000秒に固定。

各カードのレリーズ回数(RAW+JPEG)
製品名 容量 発売元 区分 レリーズ回数
Extreme Pro
(SDCFXP-032G-J91)
32GB サンディスク CF 71.0
G-Monster CompactFlash 533X Plus Professional
(GM-533CF16SL)
16GB フォトファースト CF 69.4
G-Monster CompactFlash 533X Professional
(GM-533CF32ML)
32GB フォトファースト CF 65.2
Extreme IV
(SDCFX4-016G-J45)
16GB サンディスク CF 61.2
GH-CF16GTX 16GB グリーンハウス CF 56.6
Professional UDMA 300x Speed 8GB
(CF8GB-300-810)
8GB レキサー CF 54.6
Extreme III
(SDCFX3-008G-J31A)
8GB サンディスク CF 51.8
Professional UDMA 233x Speed 8GB
(LCF8GBDRBJP233)
8GB レキサー CF 50.8
Professional UDMA 300x Speed 16GB
(LCF16GERBJP300)
16GB レキサー CF 48.4
GH-CF32GD 32GB グリーンハウス CF 30.0


キヤノン「EOS 7D」による書き込みテスト



 テスト方法はD700と同じ。データサイズはRAWが約17.6MB、JPEGが約105KB。なお、使用メディアのシリーズ名、型番、容量が同じものは、D700で計測したものと同一個体。

【2009年11月20日】「EOS 7D使用説明書」93ページの記述によると、「室内や暗い場所では高速シャッターが設定されていても、連続撮影速度が低下することがあります」とあり、ボディキャップをした状態での測定では、EOS 7Dの実力を出し切っていない可能性があるとの指摘をいただきました。そのため、後日、測定条件を改めて、再びEOS 7Dを用いたテストを実施しました。

 撮影条件は2009年11月20日13時前後の時間帯、晴天下で遠景を撮影。装着レンズはEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMで、AFとISはOFF。ズームは広角端で、ピントは無限遠。カメラ設定は、シャッタースピードが1/2,000秒、絞りがF8、感度がISO200。

 上記の条件における平均ファイルサイズは、RAWが21MB前後、JPEGが750KB前後。試行回数は5回。その結果、Extreme Proでは平均77.2回のレリーズ回数が得られました。

 初回よりもレリーズ回数が減っているのはファイルサイズが増大しているためと考えられ、結論としては、ボディキャップをした状態とほぼ変わらない結果になったといえそうです。

 

各カードのレリーズ回数(RAW+JPEG)
製品名 容量 発売元 区分 レリーズ回数
Extreme Pro
(SDCFXP-032G-J91)
32GB サンディスク CF 88.6
Extreme IV
(SDCFX4-08G-J45)
8GB サンディスク CF 77.2
Professional UDMA 300x Speed 8GB
(CF8GB-300-810)
8GB レキサー CF 75.6
Extreme III
(SDCFX3-008G-J31A)
8GB サンディスク CF 65.6

USBカードリーダーでのテスト

  • 「HDBENCH Ver.3.30」のDISK計測で5回ずつ計測し、ReadとWriteの各転送量(KB/秒)の平均を記載した。
  • テスト環境は、Windows XP Professional SP3、Core 2 Quad@2.66GHz、メモリ4GB、SATA500GBのデスクトップPC。
  • USBカードリーダーはバッファローの「BSCRA38U2」。Turbo USBはON。
各カードの転送速度(KB/秒)
製品名 容量 発売元 区分 Read Write
Professional UDMA 300x Speed 16GB
(LCF16GERBJP300)
16GB レキサー CF 39,462.2 21,948.2
G-Monster CompactFlash 533X Plus Professional
(GM-533CF16SL)
16GB フォトファースト CF 39,278.2 26,443.2
GH-CF16GTX 16GB グリーンハウス CF 38,633.4 20,712.4
Extreme IV
(SDCFX4-016G-J45)
16GB サンディスク CF 38,178.6 22,092.2
G-Monster CompactFlash 533X Professional
(GM-533CF16ML)
16GB フォトファースト CF 38,578.2 24,533.0
Professional UDMA 300x Speed 8GB
(CF8GB-300-810)
8GB レキサー CF 37,222.0 28,052.6
Professional UDMA 233x Speed 8GB
(LCF8GBDRBJP233)
8GB レキサー CF 36,353,2 21,752.6
Extreme Pro
(SDC FXP-032G-J91)
32GB サンディスク CF 35,992.6 24,357.4
Extreme III
(SDCFX3-008G-J31A)
8GB サンディスク CF 29,387.3 18,574.6
GH-CF32GD 32GB グリーンハウス CF 28,197.6 12,535.4


※なお計測で使用した「BSCRA38U2」は、バッファローによるとCF対応容量が16GBまでとのことだが、試しに16GBのExtreme Proで計測してみたところほとんど差がなかったので、32GBでも同等に使用できると判断して掲載した。

まとめ

 デジタル一眼レフカメラを用いたテストでは、D700とEOS 7Dのどちらでも、80MB/秒の転送速度を謳うフォトファーストの「G-Monster CompactFlash 533X Plus Professional」を抑えて、最も多くレリーズできた。また、EOS 7DがUDMA mode6対応ということもあってか、EOS 7Dでの連写速度はどの使用メディアでもD700を上回っていた。

 USBカードリーダーでの計測では、読み出し速度こそ下から3番目だが、書き込み速度では上から2番目の結果となっている。とはいえ現在、はっきりとUDMA mode6への対応を謳うUSBカードリーダーが市販されていない以上、少なくともExtreme Proに関しては、厳密な意味で本領を発揮したとはいえないだろう。
 
 サンディスクは本誌のインタビューで、Extreme Proシリーズの発表にあたり、「メモリーカードがボトルネックにならない製品を供給する」ことに言及している。「ハイエンド向け」と自称することはあり、今回のテストでも、デジタル一眼レフカメラで使用した場合では過去最高のバッファ開放速度を発揮した。

 他社製品と比べて割高ではあるが、連写を多用する用途などでハイエンドのデジタル一眼レフカメラを使用しているならば、このクラスのメモリーカードを必要とする機会があるかもしれない。

【2009年10月27日】本文中に記載した表及びグラフの一部で「G-Monster CompactFlash 533X Plus Professional」が重複していましたが、正しくは片方が「G-Monster CompactFlash 533X Professional」です。訂正してお詫びいたします。






本誌:関根慎一

2009/10/27 00:00


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