特別企画

北海道在住のフォトグラファー井上浩輝さんに、「クリエイトWebオーダーサービス」について聞いてみた

自宅からプロラボ品質の高画質プリントを注文可能 そのプリント品質は?

プロラボのプリントを自宅から注文できる「クリエイトWebオーダーサービス」をご存知でしょうか。富士フイルム系列のプロラボ、クリエイトが展開するサービスであり、そのクオリティからプロのフォトグラファーからも人気を集めています。かつてプロラボのお世話になったベテランはもちろん、近年は若手フォトグラファーからの引き合いも多いそうです。

そんなヘビーユーザーの一人、北海道在住のフォトグラファー井上浩輝さんに、クリエイトWebオーダーサービスについてきいてみました。

井上浩輝

1979年札幌生まれ。北海道「写真の町」東川町在住。北海道を中心に「いま生きている風景」を追う。

ナショナルジオグラフィック「Travel Photographer of the Year 2016 Nature First Prize」をはじめ、その他「Photo Contest 2015 Editor’s Favorite week10」、「Travel Photographer of the Year Contest 2016 Editor's Favorite week1」、東京カメラ部「2014東京 カメラ部10選」など入賞多数。

http://northern-island-colors.com/

(撮影:井上浩輝)

井上浩輝さんインタビュー

写真家になったきかっけとは?

恥ずかしい話ですが、私が愛する婚約者がどうしてここまで大らかなのか、どんな土地で育つとそうなるのかという興味から北海道に興味を持ち、風景から撮り始めました。

光や雲や風が私が求める状態になる瞬間を待ち続ける日々が続く中、視界の折を素早く駆け抜けていくキタキツネたちのことが気になり始めました。

次第に風景を撮ることよりも、キタキツネたちを探して追いかけている時間の方が多くなってきました。あの美しいシルエットの虜になってしまったのかもしれません。

どんな作品を撮影されていますか?

自然豊かなイメージの北海道とはいえ、人の営みに近い所を生活圏とするキタキツネは少なくありません。

畑を縦横無尽に走ってネズミを捕まえるものや、作物を失敬するもの、牧場や養鶏場の廃棄物さえ狙うものもいます。

観光客や通りすがりの人たちからお菓子や弁当の残りをもらったり、果てはねだるキタキツネさえいます。

人間社会に依存していないキタキツネなど、この北海道にいるのでしょうか。

思い悩んだ時期を経て、僕は今「A Wild Fox Chase」と名づけたシリーズに取り組んでいます。

これは、A Wild Goose Chase(無駄な試み)という英語の慣用句からひらめいたもので、私が追いかけるのは、カメラのレンズを意識せず、思いのままに生きているキタキツネたちの姿なのです。

(撮影:井上浩輝)

クリエイトのヘビーユーザーだとお聞きします。どんな点が魅力ですか?

色合いだけでなく部分的な補正についてまで、こまかな指示に対応してもらえる点に使い勝手の良さを感じています。また、担当の方々の顔が見える点も安心です。

クリエイトWebオーダーを実践!

せっかくなので井上さんに、お気に入りの3点をクリエイトWebオーダーサービスで注文してもらいました。

今回、3つの作品それぞれについて、マット、グロッシー、クリスタルそれぞれを選びましたね。

本来の質感を損なわないというだけでなく、新たな質感が生まれることを期待することがあります。

そのため、作品ごとにマット、グロッシー、クリスタルの中から印画紙を適宜選ぶようにしています。

動物の毛がクリスタルでキラキラしていると興ざめですし、キラキラ輝いているはずのダイヤモンドダストがマットの中にあったらそれも残念な感じです。

グロッシーでオーダーした作品(撮影:井上浩輝)
マットでオーダーした作品(撮影:井上浩輝)
クリスタルでオーダーした作品(撮影:井上浩輝)

3点ともノートリミング、黒フチを選びましたが、その意図は?

多くのイメージセンサーのアスペクト比は3:2ですが、印画紙はそうではありません。その印画紙にできるだけ大きくプリントするためです。額装する際、あとで切り取るかマットで隠そうと思っていました。また、切り取る前においては、白よりも黒の方がしまってみえそうです。

クリエイトの技術者が補正する「CREATE仕上げ」を選びました。そのときの指示は?

「青の彩度が高くなりすぎないようにしてください。」というお願いをしました。日陰の雪は青いものですが、あまりに彩度が高いと違和感が強くなるので、その点が克服されるよう指示をさせていただきました。

こういった指示ができる点や、プロラボならではの技術者のスキルの高さにも安心感を覚えます。

選べるサイズについてはいかがでしょうか。

六切から全倍までと多彩なのがありがたいですが、この種のサービスにおいては必須だと思います。今回は半切を選びましたが、自宅でのインクジェットプリントと同じように、A4、A3、A3ノビにも対応しているので、幅広いプリントサイズを選べることになります。

Webオーダーの実際

ここで、クリエイトWebオーダーサービスでプリントを注文するまでの手順を見てみましょう。

クリエイトWebオーダーサービス|プロラボクリエイト
http://www.prolab-create.jp/products/web_mail/index.html

ここがクリエイトWebオーダーサービスのトップページです。「注文はこちらから」をクリックして、オーダーを開始します。

PCのローカルフォルダから、プリントを注文するファイルを選びます。

プリントサイズと用紙を選択。プリントサイズは13種類から、用紙は3種類から選べます。

トリミング方法の選択。

フチあり、フチなしも選べます。フチありの場合は黒フチも指定可能です。

写真の編集画面に移りました。プリントのイメージがわかります。

ここでクリエイトの技術者に補正をお願いする「CREATE仕上げ」が指定できます。その際、テキストでの指示も可能です。

井上さんは指定しませんでしたが、プリント範囲をトリミングで狭めることもできます。

すべて指定すると注文データができあがります。カートへ登録後、他のプリントのオーダーを続けられます。

今回はPCからの注文を紹介しましたが、スマートフォンやタブレットからの注文も可能です。

プリントを受け取って

3点の作品をクリエイトWebオーダーサービスでプリントした井上さん。その結果は?

クリエイトからプリントが到着。
半切サイズのプリントが半透明のスリーブに入っていました。
オーダーしたプリントは3点。

マット、グロッシー、クリスタルそれぞの仕上がりはいかがでしたか?

指示を一方的に出す注文形態ですが、大きな問題はありませんでした。このようなサービス形態であるにもかかわらず、問題がないのは注目に値すると思います。コストパフォーマンスについても、品質を考えると価格相応で満足しています。

地方在住者にとって、Webオーダーサービスをどう思いますか?

技術者に指示を出せる点で、他のプリントーサービスと比べて優位性があると思います。

私が写真を本格的にはじめてからプリントの仕上がりを相談してもらえたプリント店は、小さな店舗2店のみでした。これは実に残念なことで、同じ悩みを抱えていらっしゃる読者は少なくないと思います。

クリエイトWebオーダーサービスは、この悩みを乗り越えることができるかもしれないサービスに感じます。

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今回インタビューでお邪魔したのは……

北海道上川郡美瑛町にあるペンション、「うねうね畑とくもの月」さんです。素晴らしい景観と道内素材を使った美味しい食事、近隣観光地へのアクセスの良さなどが自慢。井上さんのワークショップをはじめ、冬季にはお弁当付きワークショップなどのプランも用意されています。

敷地からは、前田真三さんの作品で有名な「赤い屋根の家」が見えます(下の写真の右手奥)。風景写真ファンなら大興奮間違いなし!

http://unekumo.moo.jp/

井上浩輝写真展「northern island colors」告知

会場:TIMBER YARD(千葉市美浜区新港117)
会期:2017年6月22日(木)〜8月8日(火)
時間:11時〜18時30分
定休:水曜日(祝日を除く)
掲載作品:代表作を中心に未発表作品を含む計22点
販売:展示作品、関連グッズ
イベント:日経ナショナルジオグラフィック編者とのトークイベント(7月2日、22日)

http://timberyard.net/event/inouehiroki/

制作協力:富士フイルム株式会社

デジカメ Watch編集部