交換レンズ実写ギャラリー

SIGMA 19mm F2.8 DN

DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約6.5MB / 4,608×3,456 / 1/1,300秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm

 ミラーレス機がレンズ交換式カメラの一翼を担う昨今、サードパーティーレンズメーカーからもミラーレス専用レンズが登場するようになった。今回はシグマ「Artライン」のマイクロフォーサーズ用「SIGMA 19mm F2.8 DN」を試用してみた。

パナソニックLUMIX DMC-GH3への装着例。発売は3月22日。実勢価格は1万9,800円前後。Eマウント用も発売済み。

 本レンズはマイクロフォーサーズカメラに装着すると35mm判換算38mm相当となり、35mmレンズに近い感覚で撮影できる。光学系は2012年発売の「SIGMA 19mm F2.8 EX DN」と同じ設計で、デザインとメカ設計を刷新したモデルだ。

 まずデザイン面から見ていくと、本レンズは外装のほとんどが金属製で、光沢感の強いブラックとシルバーの2色展開となる。シンプルな外観で付属フードとの一体感もあり、多くのミラーレス機に違和感なく装着できるだろう。ピントリングの動きは滑らかで、ほどよいトルク感がある。ただし指に力を入れると、回転が渋くなってやや使いづらく感じた。このレンズのMF操作に関しては、力を入れずにまわすという習慣化が必要だろう。

 AF機能は従来モデルを継承しており、リニアモーターにより静かに小気味よくピントが合う。今回、晴天の屋外、薄暗い屋内など、スナップ中心にいろいろなシーンを撮ってみたが、ストレスを感じる場面はほとんどなかった。

 画質は総じてナチュラルだ。今回は従来モデルSIGMA 19mm F2.8 EX DNの発売以降に登場した、より画素数の多いパナソニック「LUMIX DMC-GH3」と組み合わて撮影しているが、解像度不足を感じることはなく、繊細なシャープネスを実現している。絞っても硬くなりすぎず、作品志向の撮影でも使えそうだ。また、発色にもクセがなく、天然色、人工色ともに気持ちよい色合いだった。コントラストの付き方も極端なところがなく、すぐれた逆光性能も幸いして、光の状態を問わず安定している。

 今回は銀座、北千住といった通い慣れた街に本レンズを持ち込んでみた。35mm判換算38mmという画角は、その場の雰囲気をパッパッと押えていくのに都合がよい。35mmレンズよりやや画角が狭いので、その場の雰囲気をとらえつつ、メインとなる被写体をほどよく強調できる。また、最短20cmまで寄れるので、クローズアップもお手のものだ。気負わないお散歩スナップに相性のよいレンズといえそうだ。

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
  • 縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約8.1MB / 4,608×3,456 / 1/2,000秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約8.2MB / 4,608×3,456 / 1/200秒 / F5.6 / -1.7EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約9MB / 4,608×3,456 / 1/1,600秒 / F4 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約6.2MB / 4,608×3,456 / 1/400秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約7.9MB / 3,456×4,608 / 1/1,300秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約8.6MB / 3,456×4,608 / 1/640秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約6.4MB / 4,608×3,456 / 1/800秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約7MB / 3,456×4,608 / 1/2,500秒 / F4 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約8.5MB / 3,456×4,608 / 1/1,300秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約8.8MB / 3,456×4,608 / 1/1,300秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約8.6MB / 3,456×4,608 / 1/1,600秒 / F4 / +0.7EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm
DMC-GH3 / SIGMA 19mm F2.8 DN / 約7.2MB / 4,608×3,456 / 1/1,300秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 19mm

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp