- ボディ:ソニーNEX-5(ブラック)
- レンズ:ハッセルブラッド45mm F4
- マウントアダプター:muk select ソニーα NEX-5,3 フジフィルムTX-1(XPan)マウントアダプタ
- ケース:ユリシーズ NEX-5ボディスーツ
- ストラップ:VOLK TACTICAL GEAR VOLK SR-LANYARD
- ストラップパーツ:weiche Brise ストラップパーツ/コードバン
ソニーNEXシリーズが発売になり、そろそろ1年を迎えようとしている。マウントアダプターやカメラケースなど、すでに一通り出そろった感があるが、ここにきて新たな製品が登場した。しかも満を持しての発売だけあって、「そこまでやるか!」という本気度の高い製品だ。今回のデジカメドレスアップ主義は、旬のNEX-5用アイテムをふたつ紹介しよう。
ひとつめはユリシーズのNEX-5ボディスーツだ。同ブランドのカメラケースは、カメラ全体を包むフルカバードスタイルを採用している。既存の速写ケーススタイルと一線を画し、個性的なデザインだ。ただし、ことNEX-5に関しては、フルカバードタイプの製作は難しいのでないかと思われていた。なにしろボディがコンパクトな上に、背面は液晶モニターがぎりぎりまで占有している。しかもこの液晶モニターがチルト式なので、常識的な発想ではボディを包み込めない。ユリシーズは幾度となく試作を重ね、この難問をクリアした。背面の限られたスペースにレザーをフックし、カメラ側の機能を妨げないボディスーツを完成している。ブランドコンセプトを貫いた力作である。
ブラックとチョコレートの2色展開だ。価格はともに1万3,650円。4月24日発売予定だ |
ふたつめのアイテムは、muk selectのTX-1/XPanマウントアダプターだ。TX-1は富士フイルムとハッセルブラッドが共同開発した、フルパノラマ対応レンジファインダーカメラである。同型のブラックタイプがハッセルブラッドからも発売されている。マウントのフランジバックは34.3mmで、理屈の上からはミラーレス機用のマウントアダプターが製作可能だ。とはいえ、かなりレアなカメラなので、実際にマウントアダプターが登場すると驚きを隠せない。ミラーレス機がオールドレンズのベースボディとして、いかに浸透しているかが伝わってくる。
ドレスアップ面は、バンジースリングをハンドストラップが代わりに装着してみた。これはサバイバルゲームなどで使うミリタリーアイテムだ。作りが丈夫な上に、エンド部の輪に余裕で手首が通せる。NEX-5に直接取り付けることはできないので、weiche Briseのストラップパーツを介して装着した。スリングはいろいろなタイプがあり、アイディア次第でカメラストラップに転用しやすいアイテムだ。
muk selectのNEX用TX-1/XPanマウントアダプターは8,800円。無限遠がしっかり出て使いやすい | VOLK TACTICAL GEARのVOLK SR-LANYARDは4,095円だ。カラーはCOYOTE(下)、BLACK、FOLIAGE GREEN(上)の3色展開 |
今回はXPan用のハッセルブラッド45mm F4を装着してみた。このレンズは富士フイルムのOEMといわれており、TX-1向けのSUPER-EBC フジノン45mm F4と同型と考えてよいだろう。発色はやや浅いものの、ハイコントラストで見栄えがよい。開放F4という無理のない設計で、開放からシャープで使いやすいレンズだ。TX-1は35mmフィルムを使ったフルパノラマ対応カメラなので、パノラマつながりということでNEXのスイングパノラマで撮った作例も掲載してみた。なお、通常画角の写真はRAWで撮影し、Lightroomでストレート現像している。パノラマ写真はJPEG撮って出しだ。
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなしのRAW現像画像(JPEG)を別ウィンドウで表示します。
2011/4/21 00:00