フォトアプリガイド

Distressed FX(iOS)

直感的なインターフェースの画像編集アプリ

今回紹介する「Distressed FX」は、初心者にこそ使ってもらいたい画像編集アプリだ。

「Overlay」や「Texture」といったエフェクト要素、「Brightness」や「Contrast」といった画像調整機能を備え、極めて直感的に扱えるインタフェースを採用している。

価格は100円。試用バージョンは1.2.2。

起動すると、すぐに画像編集画面が表示される。

まずは、画面左上の「カメラ」アイコンをタップして、画像を呼び出そう。

「カメラ」アイコンをタップすると、「Take Photo」と「Choose From Library」という2つのメニューが表示される。

写真を撮る場合は「Take Photo」を、カメラロールなどに保存された画像を選ぶ場合は「Choose From Library」をタップしよう。

画像を選択すると、今度は切り抜き選択画面に切り替わる。

オリジナル比で画像を編集する場合は、画像を選んですぐ画面右下の「Choose」をタップする。「1:1」画像にする(クロップ)場合は、画面上に表示された“白枠”を目安にピンチイン・アウト操作で画像の拡大・縮小を行なおう。

画像を選んだら、次は画面下部に配置されたサムネイルから「Overlay」や「Texture」を選択しよう。

「Overlay」には、「Finch」「Ansel」「HDR B&W」など22種類のエフェクトが用意されている。

「Texture」には、「Charm」「Lade」「Vanilla」など17種類のエフェクトのほか、「Custom」が選択できる。

「Custom」をタップすると、端末内の画像が選択できる。つまり、プリセットTextureだけでなく、任意の画像を使って多重露光のような編集が可能なのだ。

「Distressed FX」の編集機能は、「編集」アイコンをタップして呼び出せる。

「編集」アイコンをタップすると、「Contrast」、「Brightness」、「Saturation」の各スライダーが表示される。

「Overlay」や「Texture」のサムネイル上にもスライダーが表示されるが、これは「Overlay」や「Texture」の強度を調整するスライダーだ。

画面表示部左下の「水滴」アイコンをタップすると、「Blur」(ぼけ)機能が呼び出せる。

「Blur」では、「Straight」(横位置長方形)と「Round」(円形)の2種類が選択可能だ。

ぼかす位置も、編集画面を直接スライドして指定できる。また、ぼかす範囲はピンチイン・アウト操作により調整できるので、覚えておこう。

すべての編集が終わったら、画面右上の「共有」アイコンをタップする。すると、共有指定画面へと切り替わる。

「Save」(保存)のほか、メールへの添付(Email)やFacebook、Twitter、Instagramへの投稿、Dropboxへのアップロードなどが指定可能だ。

写真の右側には、FacebookやTwitter用のコメントが表示されている。「Distressed FX」を使って編集・アップロードしたことを示すテキストが書かれているが、消して任意のコメントだけを入力するといったこともできる。

本アプリは、「Overlay」や「Texture」といったエフェクトのバランスがほどよく、扱い易いコンテンツがプリセットされている。さらにTextureは、任意の画像を選択できるなど、使い方に幅を持たせる点がよい。

編集機能については、画像選択時に回転できればと思うものの、コントラストや輝度、彩度といった基本的なポイントを抑えており、必要十分といったところか。むしろ、1画面で無理なく各編集、「Overlay」や「Texture」の強度調整ができるのは好印象だ。

有料アプリということで少々敷居が高いかもしれないが、追加課金要素もなく、初心者でも安心して利用できるアプリといるだろう。むしろ、初めての有料アプリとしては、コンテンツと扱いやすさのバランスがかなり良い線だと思う。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。