写真展告知
ハービー・山口写真集出版記念写真展「and STILLNESS あの日のプラハ、ワルシャワ、ブダペスト – 東ヨーロッパ1985−1996」
(Books and Modern)
2016年12月16日 21:04
1970年代からヨーロッパ、中近東を中心に世界中を旅してきたハービー・山口(1950 −)。
そのレンズは、広くメディアで知られる音楽やアートシーンとは別に、統合という大きな流れに収斂される前後の東ヨーロッパを捉えていた。
目の前に繰り広げられるのは、ひとつの大陸に共存する多国文化がもたらす喜び、哀しみ、エネルギー、終焉と再生...。しかし、その動的なエネルギーの背後に確実に存在するのは、ヨーロッパの分厚い歴史を内包する静謐感だ。激しく変化してい ると同時に、根底に不動の何かがある。劇的なことが起きていて、かつ、文化の根底には大きな静けさがある。
and STILLNESS - ハービー・山口がとらえた一瞬の静けさに触れてください。
and STILLNESS ─ あの日のプラハ、ワルシャワ、ブダペスト……東ヨーロッパ1985−1996|Books and Modern
会場・スケジュールなど
- ・会場:Books and Modern
- ・住所:東京都港区赤坂9-5-26パレ乃木坂201
- ・会期:2016年12月14日(水)〜2017年1月21日(土)
- ・時間:12時〜19時
- ・休廊:月曜日、日曜日、12月29日〜1月4日 1月21日はトークショー(満席)予約者のみ入場可能
- ・入場:無料
作者プロフィール
1950年、東京都出身。
中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前の ボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。帰国後も福山雅治など、国内アーテストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。
多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残している。その優しく清楚な作風を好むファンは多く、「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」というテーマは、中学時代から現在に至るまでぶ れることなく現在も進行中である。
写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティー、さらには布袋寅泰のプロジェクト「ギタリズム」では作詞家として参加している。