イベントレポート

大盛況の「ニコンファンミーティング」初日レポート

新旧ニコンの魅力を堪能 主なイベントの様子など

イベントのシメは記念撮影。D850のワークショップ講師である写真家の河野英喜さんが、自ら脚立に登ってシャッターを押す。

ニコン初のファンイベント「ニコンファンミーティング」の初日が閉幕した。ここでは明日8月27日および9月2日(土)・9月3日(日)の大阪でも行われる、主なイベントや特徴的な展示についてお伝えする。

創立100周年にして、同社初のファンイベントというハレの日に集まった多くのニコンファン。10時の開幕直後から13時頃にかけては、特に入場列が長かった印象だ。一時は来場客が晴天下で入場列に並ぶというシーンもあり、ニコン側が水を急遽用意して配ったという。明日以降の改善ポイントだとしていた。混雑時の会場はある程度の入場規制が設けられており、歩くのに困るほど混み合うような状況には遭遇しなかった。

なので、必ず見たいステージがあれば早めに来場し、待たずに入場したければ周辺で様子を見ながら、列が空いた時を狙って入場するのもよいだろう。ちなみに会場からデッキで繋がった隣の建物には、コンビニエンスストアやフードコードがあった。

会場内にも座れる場所がある

客層は、少し意外なほど若年層が多く見られた印象。イベント終盤に行われたクイズ大会の成績優秀者にも若い人が多かった。イベントの内容は、最新のD850タッチ&トライからニコンFの分解修理実演まで、熱心なニコンカメラのファンなら誰しも楽しめるだろう。詳しいタイムテーブルはニコンファンミーティングのWebサイトで確認されたい。

ニッコールレンズ対談。開発者インタビューの記事などを欠かさずチェックしているファンにとっては、その熱のこもったトークを生で聞ける嬉しい機会だろう。
ニコンFの分解修理を実演するコーナー(実演は1日2回)。こうしてベテランの手先を見学できることは珍しい。実演タイム以外は直接話を聞くこともできた。
スペースニコンの展示
NASAから戻ったというD4
歴代のレアカメラが並ぶコーナー。F50ゴールドは100万台達成の記念品で、市販されていない
カメラ雑誌編集長ライブディスカッション。5誌の編集長が「もしも自分がニコンの社長だったら…」などのテーマについて語った。明日以降も新たなお題が登場しそうだ
D850を使ったモデル撮影体験コーナー。撮影データの持ち帰りも可能とあって人気
河野英喜さんによるワークショップも併催
最新モデル「D850」の写真家セミナー。星野佑佳さんが登壇しているところ
ここでしか買えないグッズは特に人気。夕方には売り切れるアイテムもあったが、会期中は毎日補充されるとのこと。レシートもファンミーティングのロゴが入った特別仕様だった。
初日の最後は「ニコンクイズグランプリ」。司会は写真家の阿部秀之さん。問題は毎日変わる。
一眼レフカメラに限らず、幅広い知識が求められる。この問題の正解は30m。
ときに時代に先駆けすぎるニコンらしさを思い出す問題、有線LANポートを搭載していたのはCOOLPIX P6000(2008年)で、絶妙なひっかけとも言える。
王道のニコンマニア向けと感じられた問題。露出計は受光素子が年代判定のヒントになるが、これは4つともセレンなので難問。しかし、正解者はいた。

本誌:鈴木誠