イベントレポート

シグマ、sd Quattro Hを体験できるイベントを開催

最新レンズの85mm F1.4やMC-11の貸し出しも

株式会社シグマは12月10日、12月20日に発売を迎えるミラーレスカメラsd Quattro Hの実機体験イベント「新製品体感イベント 2016 winter」を東京都港区のpolygon青山で開催した。

このイベントでは、シグマ初のAPS-Hセンサー機、sd Quattro Hに焦点を当て、タッチ&トライやブース内撮影、製品の当日貸し出しのほか、カメラアクセサリーの販売なども行われた。

貸し出しについては、発売済みのSIGMA sd Quattroや、SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art、SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Artなどの交換レンズ、マウントコンバーターSIGMA Mount Converter MC-11が対象。いずれも会場周辺に持ち出して撮影でき、撮影した画像を持ち帰ることも可能だった。

ただし、製品版以前のsd Quattro Hの持ち出しは不可能。イベントブース内に備えた被写体を撮ることになる。

メインとなったのは、そのsd Quattro Hのタッチ&トライコーナー。常に来場者が集まっていた。

また、お試し用レンズとして、SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art、SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art、SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM、SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO HSMと、クリップオンストロボELECTRONIC FLASH EF-630が用意してあり、自由に使用することができた。

参加者の中には、自身で持ち込んだボディに付けている人もおり、自由に撮影できたのは嬉しいポイントだろう。

sd Quattro Hについては、すでに発売されているsd Quattroと外観的な違いはほぼ無い。また、撮像素子は当然として、サイズ・重量に少しの違いがあるだけで、後はスペック的に同等だ。ブース内には、スペックの比較表が置いてあり、わかりやすく解説してあった。

外観的に違いはないものの、全面と背面のロゴはしっかりと「H」の文字がある。

sd Quattro H(26.7×17.9mm)とsd Quattro(23.4×15.5mm)の撮像素子を比較してみたところ。単体ではわかりにくかったが、比較するとやや大きいことがわかる。

また、RAW現像ソフトSIGMA Photo Proが導入されたノートPCが3台あり、うち1台はテザーソフトSIGMA Capture Proを介してsd Quattro Hとのカメラコントロールが可能な状態になっていた。

なお、SIGMA Photo Proのバージョンは、公開前の6.5.0。6.5.0へのバージョンアップについては、sd Quattro Hの発売前には対応するとのことだ。RAW(X3F)モードで撮影したデータに関しては、現行バージョンの6.4.1では対応していないため、ブース内のノートPCで現像するか、持ち帰ってバージョンアップを待つかする必要があった。

貸し出しに関しては、sd Quattro Hには対応していなかったが、それでも利用者は多く、イベント会場近辺には、機材を持ち出して撮影している人が多く見られた。

実際に借りる際は、身分証があれば予約などは必要ない。貸し出し時間は30分程度なので、予め撮影スポットの下見などしていると、より効率的だろう。

今回は、MOUNT CONVERTER MC-11とSIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Artを借りてみた。ちなみに、ボディはソニーのα7 IIだ。

さらにご厚意で、本来であれば貸し出し非対応のSIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sportsについても、α7 IIに装着して試すことができた。

物販コーナーも充実していた。直売価格とあって、パワーグリップPG-21が5,000円、ソフトカメラケースSC-11が2,000円、ハードカメラケースHC-11が3,000円、ネックストラップNS-21が3,000円、ビューファインダーVF-11が5,000円。BASE GRIP BG-11が2,000円とかなりお得(いずれも税込価格)。

特にBASE GRIP BG-11は、他社製品でも使用できる汎用性の高さから、午後2時の時点で残り1つになっていた。

また、シグマオンラインショップ限定販売のSIGMA DP1×ARTISAN & ARTISTネックストラップも目を引いた。会場での販売価格は1万2,960円。オンラインショップでは1万2,960円の品なので、買えた人はラッキーだろう。

この他、会場では、製品カタログや広報誌「SEIN」(ザイン)の配布、写真家のイシジマヒデオさんの作品展示などが行われていた。