デジタルカメラマガジン
日本全国・桜の名所の撮影情報が満載
デジタルカメラマガジン4月号「春の絶景写真」
Reported by デジカメWatch編集部(2016/3/22 17:28)
3月20日発売の最新刊「デジタルカメラマガジン2016年4月号」の特集は、「春の絶景写真 日本ベストセレクション100」です。桜を始め、春ならではの撮影地と絶景撮影術を紹介します。ここではその中から3カ所を取り上げました。
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奥羽本線(山形県)
桜満開の霞城公園をいく山形新幹線「つばさ」(長根広和)
満開の桜と山形新幹線「つばさ」を午前中の半逆光で撮影した。撮影場所は終日逆光であるが、風景に立体感を出すには午前中が最適だ。午後になるとトップライト気味になり、桜の色味が薄くなる。
堀に咲く桜と新幹線を一緒に写すのなら、超広角レンズを用意しよう。シャッター速度は1/1,000秒以上が必須だ。
- 撮影地:山形県山形市、山形~北山形
- 撮影時期:4月下旬
- 撮影時刻:10時
- レンズ:広角レンズ
白米千枚田(石川県)
水田に雄大な雲が映り込む(高橋よしてる)
- 撮影地:石川県輪島市
- 撮影時期:4月中旬
- 撮影時刻:8時
- レンズ:標準レンズ
【テクニック1】横位置で空の広がりを演出
メインカットは、横位置の構図を選択して、雄大な空を広くとらえている。PLフィルターを使用しているのだが、効かせ方はほんの少しである。ここでフルに効かせてしまうとコントラストが付いてぱっと見はきれいだが、肝心の映り込みの空が消えてしまう。岡山後楽園(岡山県)
日本三名園から眺める岡山城の雄姿(木村琢磨)
- 撮影地:岡山県岡山市北区後楽園
- 撮影時期:5月下旬
- 撮影時刻:8時30分
- レンズ:望遠レンズ
【テクニック1】望遠レンズで要素を整理する
要素が多いのがこの場所の特徴。画面内に要素を詰め込みすぎると、1つ1つの要素が弱くなり何を見せたいのかが分かりにくくなる。画面内に要素が偏ることなく、同じような比重で入れることがポイントだ。【テクニック2】混雑するので機材は軽量に
今回撮影で使用した機材はソニーのα7Rと高倍率ズームの24-240mm、持ち運びに便利なトラベラー三脚だ。人がにぎわう観光地での撮影では便利さが重要となることも多いので、小型・軽量のトラベラー三脚と高倍率ズームの組み合わせがオススメだ。◇ ◇
このほかにも、本誌には旬の情報が盛りだくさんです。
デジタルカメラマガジン 2016年4月号 | イラストでよくわかる カメラとレンズの疑問 108 | ソニー α7R II & α7S II パーフェクトガイド |
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