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キヤノン、2016年度「写真新世紀」応募受付を開始

2015年度の審査風景

キヤノンは、写真コンテスト「写真新世紀」2016年度の応募受付を4月20日より開始する。

写真新世紀は、キヤノンが新人写真家の発掘、育成、支援を目的として開催している写真コンテスト。今回で39回目の公募で、これまでの応募者総数は23,978名(組)。

入賞は、優秀賞7名、佳作14名の計21名(組)。優秀賞受賞者は奨励金20万円、佳作受賞者は3万円がそれぞれ贈られるほか、受賞作品展への参加が認められる。また、11月には優秀賞受賞者の中から1名をグランプリに選出する「グランプリ選出公開審査会」を実施し、グランプリの受賞者には奨励金100万円と、副賞としてキヤノン製品を贈るほか、次年度の受賞作品展において個展を開催する権利を授与する。

申込期間は4月20日~6月15日だが、応募申込受付期間中(4月20日~6月8日)に写真新世紀のWebサイトから事前申し込みが必要。応募者1名(組)につき1作品まで応募できる。作品形態や点数の制限はなく、デジタルデータでの作品応募も可能。参加費用は無料(応募に伴う送料は応募者負担)。

なお写真新世紀では昨年度(2015年度)より動画作品の応募も受け付けており、昨年度のグランプリは、迫鉄平氏の動画作品「Made of Stone」が受賞している。

審査員は、アンナ・ダネマン氏(英フォトグラファーズギャラリーキュレーター)、さわ ひらき氏(美術家)、澤田知子氏(アーティスト)、清水穣氏(写真評論家)ほか3名を加えた計7名。キヤノンによると「さらに開かれたフォトコンテストへと進化する」ために昨年度より審査員1名増員し、さらに優秀賞の枠も7名に拡大した(昨年度は6名)。

2015年度の優秀賞受賞者6名

(関根慎一)