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第63回ニッコールフォトコンテスト受賞式が開催

5割以上がWebからの応募に

西岡隆男ニッコールクラブ会長より長岡賞を授与される青木竹二郎さん

第63回ニッコールフォトコンテストの結果が発表され、11月13日に都内で授賞式が開かれた。

ニッコールフォトコンテストは、プロ・アマチュアを問わず参加可能な日本有数の規模を誇るフォトコンテスト。第63回目となる今回は、3月13日から7月6日の応募期間に、約5,500点の作品が集まったという。4歳から91歳までという幅広い年齢層からの応募があり、そのうち50%以上をWebからの応募が占めた。審査員の三好和義さんによると、「デジタル時代ならではの斬新な作品もある一方、忍耐強くまって撮影したであろう作品もある。多彩な作品があつあり、8名の審査員が討論を重ねた」とのこと。

応募部門は、第1部(モノクローム)、第2部(カラー)、第3部(ネイチャー)、第4部(U-31)。

審査員は、大西みつぐさん、織作峰子さん、小林紀晴さん、ハナブサ・リュウさん、三好和義さん(以上ニッコールクラブ顧問)、熊切圭介さん、菅原隆治さん(以上第1部〜第3部ゲスト審査員)、ハービー・山口さん(第4部ゲスト審査員)が務めた。

第1部から第4部のそれぞれに対して、ニッコール大賞、推薦、純推薦、特選、準特選、入選が選ばれるほか、各部ニッコール大賞の中から1名を選定する「長岡賞」が設けられている。長岡賞の由来は、ニッコールクラブ創始者の長岡正男氏にちなむ。賞品はD810ボディとAF-S NIKKOR 50mm f/1.4G。

長岡賞に選ばれたのは、第1部(モノクロ)からの作品、青木竹二郎さん作「火炎の中」。大阪府堺市の石津太神社で行われる「やっさいほっさい」という火渡りの神事を取材したもので、モノクロによる美しい火の粉が舞い上がる、緊張感あふれた一瞬を捉えた作品だ。

以下、青木さんの受賞のあいさつより。「長年ニコンを使ってきて、こんな素晴らしい賞をいただき本当に嬉しいです。ニッコールフォトコンテストには2回を除き毎回応募しています。継続は力なりという感じで、コツコツ応募すれば、ヒットもあるしホームランも。来年もこの席に座れるよう頑張りたいです」

青木竹二郎さん

第63回ニッコールフォトコンテスト入賞作品展

なお、第63回ニッコールフォトコンテストの入賞作品を集めた写真展が、1月5日から1月18日にかけて、新宿ニコンサロンでスタートする。第1部から第4部のすべての入賞作品が展示される予定だ。

  • ・会場:新宿ニコンサロン、ニコンサロンbis新宿
  • ・住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • ・会期:2016年1月5日火曜日〜1月18日月曜日
  • ・時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

(本誌:折本幸治)