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「RICOH THETA S」アプリが“VRビュー”に対応

一眼/二眼のVRゴーグルで視点が追従

リコーは11月17日、全天球カメラ「RICOH THETA S」の専用アプリにVRゴーグル用の再生モードを追加した。iOS/Android用ともにアップデートされている。

VRゴーグル(VRスコープ)は、スマートフォンを取り付けてVRや3D映像の没入感を得る、メガネ状のアクセサリー。紙製のものが多く、頭の動きに追従するVR対応のヘッドマウントディスプレイのような体験を手軽に再現できる。

THETA Sアプリの通常再生時は、指によるスワイプ操作で視点を変更するが、新モードの「VRビュー」では、スマートフォンの加速度センサーを用いて「頭の向き」をトラッキングすることで、全天球画像を頭の動きに追従するように見られる。

再生画面で「VRビュー」モードに切り替えられる

紙製VRゴーグルの既製品としては「Google Cardboard」、「ハコスコ」などが知られており、インプレスのTHETAムック「RICOH THETA パーフェクトガイド」にもVRスコープが付属する。

RICOH THETA Sは、ワンショットで全天球映像を撮影できるカメラ。これまでのモデルに比べ、高画質・高機能化したバージョンという位置付け。発売は2015年10月。実勢価格は税込4万2,800円前後。

(本誌:鈴木誠)