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【速報】「写真甲子園2015」優勝は沖縄県立浦添工業高等学校

優勝した沖縄県立浦添工業高等学校チーム。左から宮平愛美さん、普天間皐月さん、佐和田星さん
審査員長の立木義浩氏から優勝旗が授与された

第22回全国高等学校写真選手権大会、通称「写真甲子園2015」が8月7日に閉幕。九州・沖縄ブロック代表の沖縄県立浦添工業高等学校が優勝した。

写真甲子園は、全国の高校写真部およびサークルを対象に、“写真の日本一”を決定する大会。高校生3人1組でチームを組み、共同制作による作品(組写真)で競い合う。

全国の各地区ブロック戦を経た18校が、8月4日に北海道川上郡東川町へ集合。翌8月5日より、優勝をかけた同一条件での撮影がスタートした。

撮影ステージ4「美瑛駅前〜市街地」での撮影風景。

撮影ステージ


    8月5日(水):東神楽町忠栄地区(8時30分〜10時30分)→北彩都あさひかわ(11時30分〜13時30分)
    8月6日(木):上富良野町フラワーランド〜千望峠(8時40分〜10時40分)→美瑛駅前〜市街地(11時20分〜13時40分)
    8月7日(金):東川町キトウシ〜市街地(自由〜9時40分)

撮影後は連日夕刻に行われる公開審査会に備え、選手たちが組写真8点を選ぶ「セレクト会議」が設けられる。20分間だけ監督(写真部の顧問など)の指導が可能な「テクニカルタイム」が設けられているものの、作品の選出は基本的には選手たちの自主的によるものだ。

セレクト会議でのテクニカルタイム。唯一、監督の指導が受けられる。写真は東京ブロック代表の東亜学園高等学校チーム。

公開審査会にはそれぞれテーマが設けられており、8月5日は「出会い」、8月6日は「風景」、8月7日は「ぬくもり」だった。テーマに沿った8点を選び、プレゼンテーションの内容を考え、公開審査に臨む。

公開審査では、各チームごとに組写真がプロジェクターで映写される。映写の前には、1分以内で撮影意図などのプレゼンテーションをする必要もある。その後、審査員から質問や講評を受け、各チームに得点がつく。

公開審査の様子

こうして3回の公開審査で得た総合得点が優勝以下、各賞に反映される仕組みだ。1回目、2回目の公開審査で得点が振るわなかったとしても、最後の公開審査は得点が1.5倍となるため、逆転も考えられる。

公開審査の審査員長は立木義浩氏。審査委員は竹田津実氏、米美知子氏、長倉洋海氏、藤井貴城氏、岩井直樹氏。

沖縄県立浦添工業高等学校は、4年連続5回目の本戦出場。

詳細は後日公開する。

(本誌:折本幸治)