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写真甲子園2014、愛知県立津島東高等学校が優勝

第21回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2014」が8月8日に閉幕。審査の末、中部・東海ブロック代表、愛知県立津島東高等学校の優勝が決まった。

準優勝は、関東ブロック代表の埼玉栄高等学校(昨年の優勝校)。以下、優秀賞5校、敢闘賞などが選出された。

今大会は北海道の大雪山国立公園一帯を舞台に、2014年8月5日〜8月8日の4日間、全国8ブロックから集結した代表18校が、テーマに基づいた競技撮影に挑戦。さらに海外からも、タイと台湾の高校がオープン参加した。

5名の審査委員は、期間中に作品へのアドバイスを行ないながら審査を行なう。その結果、最終日に各賞が決まった。

優勝した愛知県立津島東高等学校は、4年ぶり2回目の参加となる。滞在先や街で出会った人をモノクロで撮影し、雨にぬれた花やポストなどをカラーで表現。その高い技術と着眼点が評価された。

キャプテンの河野充希さんは、「自分たちの得意なモノクロ写真を中心とした作品で優勝でき本当にうれしい。初日にホームステイ先で質感に迫った作品を撮れたのが勝因」と分析。同校の森岡剛洋監督は「生徒たちに『写真甲子園はおもしろいぞ』と言ってここまで来られたので本当によかった」と話した。

審査委員長の立木義浩氏は選手たちに向け、「写真甲子園で大切なのはこの後。今後ももっと写真を好きになってほしいし、写真を軸として人生を実りあるものにしてほしい」とエールを送った。

(本誌:折本幸治)