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LYTRO ILLUMを試せる「LYTRO Studio」がオープン

東京都渋谷区神宮前に 明日から一般公開も

Lytroと加賀ハイテックは3月12日、ライトロジャパン合同会社によるギャラリー「LYTRO Studio」(東京都渋谷区神宮前)のオープニングセレモニーを行なった。3月13日から3月15日は特別一般公開デーとして営業する。

ワンショットで撮影後、画像のピント位置や被写界深度を変更できるライトフィールドカメラ「LYTRO ILLUM」(ライトロ イルム)の撮影・編集・観賞を体験できるギャラリー。

LYTROは、光を空間として記録することで、撮影後にフォーカス範囲の変更や3D変換が行なえるカメラ。初代モデルが2011年に発売され、後継機としてより大きなCMOSセンサーを搭載し、対応する大口径レンズを組み合わせたモデルがLYTRO ILLUMだ。タッチパネル式の液晶モニターや、ホットシューも備える。発売は2014年12月。実勢価格は税込21万3,840円前後。

LYTRO ILLUM
撮影コーナー
右側が撮影距離と被写界深度スケール。オレンジがピント面より後ろで、ブルーが手前を示す。コントラストの山がその中間にくるように撮るのがベター。オレンジとブルーの範囲外は撮影後にピントを合わせられないため、作画意図を踏まえてピント位置を決める必要がある
大画面で撮影画像を見られる。ピント位置の変更例
こちらは絞りの変更例。同じ画像だが、左はF1、右はF16に設定した
専用ソフトで編集できる
ピントの動く様子などを、最大1080pの動画素材としても書き出せる
見慣れた編集項目の中に、Lytro独自のパラメーターが加わっている

招待客と報道関係者向けに公開された3月12日にはテープカットも行われた。Lytroグローバルセールス部門副社長のJeff Hansen氏は、「LYTRO Studioを、写真で注目を浴びている東京(神宮前)にオープンできたことを嬉しく思う。LYTRO ILLUMで何ができるか、存分に体験してほしい」と挨拶した。

Lytroグローバルセールス部門副社長のJeff Hansen氏
JR原宿駅から徒歩約10分の場所

取材当日には、通常オープンしていない2階に撮影体験コーナーを設置。セットと大型ストロボを用意しており、操作のレクチャーを受けながら本格的な撮影を試せた。


LYTRO Studioの所在地は、東京都渋谷区神宮前2-32-3ニチハタビル。営業時間は、一般公開日(土曜・日曜)が11時~20時、予約制営業日(水〜金曜)が11時~20時。月曜、火曜、祝日は定休。

今後のイベントとして、「ILLUMで撮ろう! 渋谷区フォトツアー」、スタジオ撮影フェア、「ILLUMで撮ろう! 撮影用アクセサリー展」、「LYTROライトフィールド光学セミナー」などを予定。詳細はWebサイト、Facebookページで発表するという。

(本誌:鈴木誠)