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【フォトキナ】フォクトレンダー、マイクロフォーサーズ用「NOKTON 10.5mm F0.95」を出品

F0.95第4弾。ほかMマウント互換などレンズ3本を参考展示

 フォトキナ2014のリングフォトのブースにて、同社が取り扱うフォクトレンダーのレンズが参考展示されていた。マイクロフォーサーズ用、Eマウント用、Mマウント互換のVMマウントのものがあった。

 「NOKTON 10.5mm F0.95」は、マイクロフォーサーズ用F0.95シリーズの4本目となる広角レンズ。35mm判換算21mm相当の画角。国内発売は未定としていた。

NOKTON 10.5mm F0.95。オリンパスE-M1に装着

 25mm、17.5mm、42.5mmに続くF0.95シリーズのラインナップ。絞りクリックをなくす機構も備えている。フィルター径は77mm。

 「HELIAR 40mm F2.8」は、フォトキナに合わせて日本で正式発表されたレンズ。コシナのWebサイトによると、日本国内では10月発売、税別4万6,000円。

 マウント部はMマウント互換だが、VM-E Close Focus Adapterをヘリコイドにして撮影する。ストレートタイプとドームフードの2種類が付属するマニアックなパッケージングだ。

HELIAR 40mm F2.8一式
レンズ先端部をひねって沈胴するタイプ
ストレートタイプ
ドームフード

 レンズはニッケル鏡胴で沈胴式。絞りリングもクリックのないオールドレンズのような構造。沈胴させてもアダプター内部におさまり、α7シリーズの接点に当たらないよう設計されているという。

VM-E Close Focus Adapterを介した装着例
α7シリーズのボディ内部に干渉しない設計という

 VMマウントの「ULTRON 35mm F1.7」は、2013年6月に発売したNOKTON 50mm F1.5 Aspherical VMと同様のVintage Lineに属する新製品。かつてスクリューマウントでラインナップしていたものを新規の光学系とした。シルバーのみ真鍮鏡筒。国内発売は未定。

ULTRON 35mm F1.7。左からブラック、シルバー

 VMマウントの「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical VM(TypeIII)」は、1999年の登場(当時はスクリューマウント製品)以来続くSWH 15mmの最新モデル。今回はデジタルカメラでの使用を意識し、周辺部の色被りを解消すべくテレセントリック性を考慮した新規の光学設計としている。

SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical VM(TypeIII)
ライカMに装着

 鏡胴が伸びたことで幅のあるフォーカスリングが備わり、ピントレバーがなくなった。フィルター径は58mm。最短撮影距離は0.5m。こちらも国内発売は未定。

(本誌:鈴木誠)