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レンズマウントに装着して使うファン式センサークリーナー

 ipp(日新精工グループ)は、世界初という一眼レフ専用のレンズ形クリーナー「FUJIN」(キヤノン用、EF-L001)を8月1日に発売した。価格は税別7,000円。直販サイトで扱う。

 電動ファンを搭載し、ミラーボックス内の空気を循環させることで、センサーに付着したゴミを除去し、ゴミの写り込みを減少させるというクリーナー。

 本体はレンズの形をしており、EFマウントに装着して使用する。EF-Sレンズを使用するAPS-Cセンサー搭載のEOSデジタルにも使用可能。EOS Mには使用できない。

 クリーナー前面の外周部分にある吸気口を通った空気が内部に入り、本体中央部から排気される仕組み。カメラ内の空気は、1秒間に約3回入れ替わるという(EOS Kiss X7iの場合)。また、独自のジェット気流によって隅々までクリーニングできるとしている。

 吸気口には、0.1μmより大きい微粒子をキャッチできるという住友スリーエム製の帯電防止フィルターを備える。

 ippによると、一般的なブロアーやエアダスターなどは空気中のゴミもセンサーに吹き付けてしまうが、FUJINはレンズ型のためフィルターを通った空気が外気に触れること無く掃除できるとする。

 なお、掃除中にカメラ搭載のセンサークリーニング機能や連写を行うと効果的だという。

 電源は単四電池×4本。1回1分の使用で約180回使用できる。

 外形寸法は84.5×72mm、重量は電池込みで約165g。専用フィルター3枚と専用ケースが付属する。

(本誌:武石修)