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ソニー、Camera Appsに新アプリ「レンズ補正」を投入

オールドレンズの歪曲収差、倍率色収差、周辺光量を補正

 ソニーは、NEXシリーズに導入可能な「PlayMemories Camera Apps」の新アプリとして、「レンズ補正」をリリースする。オールドレンズの各収差が、カメラ内操作で補正できるようになる。

 NEX-6、NEX-5R/5Tにインストールして使用するソフトの新アプリ。価格は1,000円。配信開始は8月28日18時頃を予定。

 装着したレンズの周辺光量、倍率色収差、歪曲収差をアプリ内で補正し、それらの数値をカタログ化して呼び出せるようにするアプリ。もともとソニー純正のEマウントレンズには自動補正が備わっているが、このアプリの導入により、マウントアダプターを使ったオールドレンズなどでも補正を効かせられるようになる。

周辺光量補正の画面
補正結果の例。周辺光量。左が補正前、右が補正後
倍率色収差補正の画面
倍率色収差。左が補正前、右が補正後
歪曲収差補正の画面
歪曲収差。左が補正前、右が補正後

 補正中はNEXシリーズの諸機能を利用できる。例えば歪曲収差ならグリッドラインの表示、倍率色収差ならMFアシストによる拡大表示が可能。

 設定した各値はプロファイルとして保存できる。各プロファイルには、レンズ名、絞り値、焦点距離を登録可能。ただし、撮影画像のExifには記録されない。

作成したプロファイルには任意の名前を付けて保存できる。

(本誌:折本幸治)